2012年05月
2012年05月26日
100歳までボケない101の方法
「100歳までボケない101の方法」という著書があります(順天堂大学大学院教授白澤卓二先生著)。
年齢が100歳を過ぎて、身のまわりのことができて自活している人のことを元気な「百寿者」と呼ぶそうで、100歳を過ぎても自分のやりたいことができる人たちです。
日本の著名人で言えば、日野原重明先生、三浦敬三さん(冒険家の三浦雄一郎さんの父上)、昇地三郎先生(教育学者)たちです。
著者は実際にこれらの方々に会って百寿者の食事から生活スタイルの調査を行っています。
やはり基本は食事と運動です。
私も改めて自分の食事や運動不足の改善をこの著書を参考に実行しようと思いました。
「その歳では遅いよ」と言われそうですが、著者が言われるには「ある程度年齢がいってからカロリー制限をはじめても途中でやめなければ、寿命を延ばす効果があることがわかりました」とのこと。
嬉しいですね、今からでもお互い「百寿者」をめざせるかも知れませんよ。
さてご参考までに同著から抜書きした箇所を少しご紹介します。
『朝食はパンよりご飯を、ネバネバメニューが老化を防ぐ、
リンゴは皮まで食べる、魚の王様はサケ、野菜の王様はブロッコリー、真っ赤なトマトを食卓に、
カレーはアルツハイマー防止、ザクロジュースが脳に効く、
体重は毎日計ろう、
健康長寿の第一歩は階段の上り下り、
本は声を出して読む、
笑顔を作るだけで脳は活性化される、
1年先まで予定を組む、
7時間睡眠が長生きの秘訣、
無病息災より一病息災、
筋肉は何歳になっても鍛えられる、
誰よりも若々しく見える首の体操、
食べる力をつける舌出し体操、etc.』。
これを続けると100歳鴨?
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
年齢が100歳を過ぎて、身のまわりのことができて自活している人のことを元気な「百寿者」と呼ぶそうで、100歳を過ぎても自分のやりたいことができる人たちです。
日本の著名人で言えば、日野原重明先生、三浦敬三さん(冒険家の三浦雄一郎さんの父上)、昇地三郎先生(教育学者)たちです。
著者は実際にこれらの方々に会って百寿者の食事から生活スタイルの調査を行っています。
やはり基本は食事と運動です。
私も改めて自分の食事や運動不足の改善をこの著書を参考に実行しようと思いました。
「その歳では遅いよ」と言われそうですが、著者が言われるには「ある程度年齢がいってからカロリー制限をはじめても途中でやめなければ、寿命を延ばす効果があることがわかりました」とのこと。
嬉しいですね、今からでもお互い「百寿者」をめざせるかも知れませんよ。
さてご参考までに同著から抜書きした箇所を少しご紹介します。
『朝食はパンよりご飯を、ネバネバメニューが老化を防ぐ、
リンゴは皮まで食べる、魚の王様はサケ、野菜の王様はブロッコリー、真っ赤なトマトを食卓に、
カレーはアルツハイマー防止、ザクロジュースが脳に効く、
体重は毎日計ろう、
健康長寿の第一歩は階段の上り下り、
本は声を出して読む、
笑顔を作るだけで脳は活性化される、
1年先まで予定を組む、
7時間睡眠が長生きの秘訣、
無病息災より一病息災、
筋肉は何歳になっても鍛えられる、
誰よりも若々しく見える首の体操、
食べる力をつける舌出し体操、etc.』。
これを続けると100歳鴨?
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2012年05月19日
そして誰もいなくなった
先日ご当地萩市の30年後の姿を引き合いに、萩市のまちづくりの方向性に警鐘を鳴らす藻谷先生というまちづくりの専門家の話を又聞きしました。
藻谷先生いわく、「30年後の萩市には子どもが居なくなる」。
今更初耳でもありませんし、現在の萩市の人口構成から見れば誰でも予測できる数字です。
あのアガサ・クリスティの有名な推理小説に「そして誰もいなくなった」というタイトルの小説がありましたが、ご当地萩市の将来を言い当てるキーワードになりそうです。
当然、年間1千人の人口減から考えると、30年後には「子どもの姿を見かけなくなる」し、「萩市の人口がとうとう1万人を割った」という事態も充分予測できます。
30年後の私は86歳、存命中ならおそらく「介護対象者」であるわけで、実際どんな風に自分が介護されているか想像もできません。
順当に行けば特養に入所して、高齢の介護職員か外国人の介護職員のお世話を受けているのでしょうか。
先日の藻谷先生の話しにも「もう道路や箱物はいいでしょう」という話があったそうで、確かにご当地でも「まちじゅう博物館」なる掛け声の下、古い住宅等の整備や市内の公共施設整備に力を入れて来ました。
お陰でまちは大変きれいになりましたが、その結果まちが潤い、若者定住につながったとは思えません。
勿論高齢者対策にも抜かりはなく、次々に高齢者施設の設置が進んでいます。
しかし、10年後さらに30年後のまちの姿を希望的観測でなく、冷静な予測を受け入れて、住民が安心して老いて行けるシステムづくりこそ一番急務のように感じます。
悩ましい問題ですが、何とか糸口を見つけて欲しいものです。
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
藻谷先生いわく、「30年後の萩市には子どもが居なくなる」。
今更初耳でもありませんし、現在の萩市の人口構成から見れば誰でも予測できる数字です。
あのアガサ・クリスティの有名な推理小説に「そして誰もいなくなった」というタイトルの小説がありましたが、ご当地萩市の将来を言い当てるキーワードになりそうです。
当然、年間1千人の人口減から考えると、30年後には「子どもの姿を見かけなくなる」し、「萩市の人口がとうとう1万人を割った」という事態も充分予測できます。
30年後の私は86歳、存命中ならおそらく「介護対象者」であるわけで、実際どんな風に自分が介護されているか想像もできません。
順当に行けば特養に入所して、高齢の介護職員か外国人の介護職員のお世話を受けているのでしょうか。
先日の藻谷先生の話しにも「もう道路や箱物はいいでしょう」という話があったそうで、確かにご当地でも「まちじゅう博物館」なる掛け声の下、古い住宅等の整備や市内の公共施設整備に力を入れて来ました。
お陰でまちは大変きれいになりましたが、その結果まちが潤い、若者定住につながったとは思えません。
勿論高齢者対策にも抜かりはなく、次々に高齢者施設の設置が進んでいます。
しかし、10年後さらに30年後のまちの姿を希望的観測でなく、冷静な予測を受け入れて、住民が安心して老いて行けるシステムづくりこそ一番急務のように感じます。
悩ましい問題ですが、何とか糸口を見つけて欲しいものです。
まんわ経営労務ホームページ
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2012年05月12日
不安DI
以前この欄で紹介した「国民総幸福量」を標榜する農業国家ブータン王国、95%以上の人が「不安」もなく、「幸福」と感じている国だ。
果して「マインドコントロール」と見る向きもあるが、日本の現状との余りの落差に憧憬さえ覚える。
さて日本国民の「不安」、内閣府の調査(2010年)によると「悩みや不安を感じていない人」(30.8%)、
「悩みや不安を感じている人」(68.4%)、
「不安DI」は△37.6(感じていない人−感じている人)。
かつて74年から91年の17年間は「不安DI」がプラスの時代だった。
それが92年のバブル崩壊とともに「不安の時代」に突入。
その後年々「不安DI」は高まり、近年は70%近くの人が何らかの不安を感じている。
日本社会の「病状の進行」と言える。
その病状の進行を裏付けるもう一つの数字は、98年に一気に3万人台を突破して、3万人超の数字が貼り付いたままの「日本の自殺者数」である。
この高自殺率の主因は、政府がいくら抗弁しようが「所得格差の拡大(中流層の低所得化)と競争の激化」による不安社会にあるのは間違いない。
お隣りの韓国も同様で、09年に日本の自殺率を抜いた。
「格差拡大と競争激化」、昔どこかで聞いたことのあるフレーズだ。
そうマルクスの資本論にあったような。今や世界中の企業がその目的を「企業価値(株価)を高めること」に専念し、従業員の報酬をできるだけ抑制する方向に走っている。
「進歩の先には必ず幸福があると信じていた一つの歴史の終焉」(水野和夫氏著書引用)、これがグローバル経済=資本の終着。
一体何をもって幸福と位置づけるべきか?
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
果して「マインドコントロール」と見る向きもあるが、日本の現状との余りの落差に憧憬さえ覚える。
さて日本国民の「不安」、内閣府の調査(2010年)によると「悩みや不安を感じていない人」(30.8%)、
「悩みや不安を感じている人」(68.4%)、
「不安DI」は△37.6(感じていない人−感じている人)。
かつて74年から91年の17年間は「不安DI」がプラスの時代だった。
それが92年のバブル崩壊とともに「不安の時代」に突入。
その後年々「不安DI」は高まり、近年は70%近くの人が何らかの不安を感じている。
日本社会の「病状の進行」と言える。
その病状の進行を裏付けるもう一つの数字は、98年に一気に3万人台を突破して、3万人超の数字が貼り付いたままの「日本の自殺者数」である。
この高自殺率の主因は、政府がいくら抗弁しようが「所得格差の拡大(中流層の低所得化)と競争の激化」による不安社会にあるのは間違いない。
お隣りの韓国も同様で、09年に日本の自殺率を抜いた。
「格差拡大と競争激化」、昔どこかで聞いたことのあるフレーズだ。
そうマルクスの資本論にあったような。今や世界中の企業がその目的を「企業価値(株価)を高めること」に専念し、従業員の報酬をできるだけ抑制する方向に走っている。
「進歩の先には必ず幸福があると信じていた一つの歴史の終焉」(水野和夫氏著書引用)、これがグローバル経済=資本の終着。
一体何をもって幸福と位置づけるべきか?
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2012年05月05日
小沢一郎
「小沢一郎、無罪」、正に「疑わしきは被告人の利益に」とする日本の刑事裁判の典型的な判決である。
検察の捏造調書を頼りに起訴した訳だが、やはり状況証拠だけでは有罪にできなかった。
勿論私も確信的な「小沢有罪」派に組し、世の金権政治家の一掃を願う者としては誠に残念な判決である。
しかし、確かに「調書が捏造」となれば裁判官の心証形成にはマイナスに作用する訳で、そもそも捏造調書で起訴されたとなれば、検察の非違性(違法性?)は明らかである。
しかし残念なのは、この判決を契機に拝金と権力の申し子のような政治家が、まるで悪代官に勝利した正義の政治家のような振る舞いに出るのではという危惧。
「国民の生活が一番」と言いながら、震災後もほとんど地元岩手に帰ることもなく、避難所にも寄り付かない代議士先生。
そのセリフと裏腹に国家国民など眼中に無く、自己の権力肥大に邁進する政治家を、さらに勢いづかせることになりかねない。
世の中の正義とは何か?
まるでハーバードの白熱教室のテーマを思い出す。
政治権力を私物化し、結果として国民の政治不信を助長して来た人物の無罪判決が、果たして「正義」と言えるだろうか?
かつてアルカーイダのメンバーに対し自白を得るための米軍兵士の拷問が非難された時、「多くのアメリカ人の命を守るためには自白を促す拷問は正当だ」と米軍高官が発言したことが話題になった。
正に今回の判決は、「正義のためでも違法な手段は認められないのか?」という根源的な問題を私たちに提示している。
正義とはいったい何か?誰を守るための法律なのか?(4月27日)
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
検察の捏造調書を頼りに起訴した訳だが、やはり状況証拠だけでは有罪にできなかった。
勿論私も確信的な「小沢有罪」派に組し、世の金権政治家の一掃を願う者としては誠に残念な判決である。
しかし、確かに「調書が捏造」となれば裁判官の心証形成にはマイナスに作用する訳で、そもそも捏造調書で起訴されたとなれば、検察の非違性(違法性?)は明らかである。
しかし残念なのは、この判決を契機に拝金と権力の申し子のような政治家が、まるで悪代官に勝利した正義の政治家のような振る舞いに出るのではという危惧。
「国民の生活が一番」と言いながら、震災後もほとんど地元岩手に帰ることもなく、避難所にも寄り付かない代議士先生。
そのセリフと裏腹に国家国民など眼中に無く、自己の権力肥大に邁進する政治家を、さらに勢いづかせることになりかねない。
世の中の正義とは何か?
まるでハーバードの白熱教室のテーマを思い出す。
政治権力を私物化し、結果として国民の政治不信を助長して来た人物の無罪判決が、果たして「正義」と言えるだろうか?
かつてアルカーイダのメンバーに対し自白を得るための米軍兵士の拷問が非難された時、「多くのアメリカ人の命を守るためには自白を促す拷問は正当だ」と米軍高官が発言したことが話題になった。
正に今回の判決は、「正義のためでも違法な手段は認められないのか?」という根源的な問題を私たちに提示している。
正義とはいったい何か?誰を守るための法律なのか?(4月27日)
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http://www.manwa55.net/