2012年06月
2012年06月30日
入るを量る
しかし、もうグチャグチャですね、日本の国会。
批判を通り越して情けなくなります。
あの有名な英国のチャーチル首相も嘆いたことがあるそうです。
議決を多数決で行う民主主義制度を「人間が考え出した最も愚劣な制度だ」と。
勿論、今回の増税法案に反対した小沢一派の肩を持つわけではありません。
金権主義者の小沢代議士一人に振り回される政治家たちのふがいなさを嘆いているのです。
「国民の生活が第一」、よくもしゃあしゃあと「国民」を持ち出せるものだと思います。
さて日本人なら誰でも知っている故事に「入るを量りて出ずるを為す(制す)」というのがあります。
かつて江戸時代に破綻寸前の米沢藩の財政再建を果した上杉鷹山(1751年〜1822年)や諸藩の財政再建に功績のあった二宮尊徳(1787年〜1856年)。
両者とも政策の柱はこの「入るを量りて出ずるを制す」でした。
確かに民(国民)の多くは現在の生活レベルを落としたいとは思っていないでしょう。
しかし、国が破綻して医療や老後の年金もままならない状態と引き換えなら、少しは理解が進むのではないでしょうか。
但し、この上杉鷹山方式には条件があります。
先ず民に節約を強いる前に言い出す側の節約振りを示さなければなりません。
即ち国会議員の贅沢、無駄を排する努力が先ず一番に必要なのです。
為政者が贅沢・無駄をやっているから行政の無駄遣いも止まないし、巷を騒がす生活保護の不正受給問題も無くならない。
財政再建には為政者みずから「範を示す」しかないのです。
即ち「国会議員数半減」、これから始めましょう。
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
批判を通り越して情けなくなります。
あの有名な英国のチャーチル首相も嘆いたことがあるそうです。
議決を多数決で行う民主主義制度を「人間が考え出した最も愚劣な制度だ」と。
勿論、今回の増税法案に反対した小沢一派の肩を持つわけではありません。
金権主義者の小沢代議士一人に振り回される政治家たちのふがいなさを嘆いているのです。
「国民の生活が第一」、よくもしゃあしゃあと「国民」を持ち出せるものだと思います。
さて日本人なら誰でも知っている故事に「入るを量りて出ずるを為す(制す)」というのがあります。
かつて江戸時代に破綻寸前の米沢藩の財政再建を果した上杉鷹山(1751年〜1822年)や諸藩の財政再建に功績のあった二宮尊徳(1787年〜1856年)。
両者とも政策の柱はこの「入るを量りて出ずるを制す」でした。
確かに民(国民)の多くは現在の生活レベルを落としたいとは思っていないでしょう。
しかし、国が破綻して医療や老後の年金もままならない状態と引き換えなら、少しは理解が進むのではないでしょうか。
但し、この上杉鷹山方式には条件があります。
先ず民に節約を強いる前に言い出す側の節約振りを示さなければなりません。
即ち国会議員の贅沢、無駄を排する努力が先ず一番に必要なのです。
為政者が贅沢・無駄をやっているから行政の無駄遣いも止まないし、巷を騒がす生活保護の不正受給問題も無くならない。
財政再建には為政者みずから「範を示す」しかないのです。
即ち「国会議員数半減」、これから始めましょう。
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2012年06月23日
茶屋萬衛門
わたしのお気に入りのツイッターに茶屋萬衛門 @man_e_monさんという方がおられます。
とにかく面白い方で、日頃はオヤジギャグ連発で人気者です(フォロワーが1万人を超えているそうです)。
さてそんな茶屋萬衛門さんが、珍しく怒りの「ツイッター」を連発。それを3篇ほど紹介します。
『今朝のNHKニュースで聞いた。「小学校の電子黒板やタブレットなどの予算を 来年度は廃止すると決定した」
10億円。
政党助成金の総額は国民1人あたり年間250円。
つまり年間300億円以上の助成金が税金から支払われる。
議員報酬とは別。政党が「自分たちのために」使う。非道い。』、『国会議員の給料(歳費)を各国で比較
http://matome.naver.jp/odai/2131739964131468401
年間で2200万円。今の為替レートだと、アメリカの1.5倍、韓国の3倍ですね。
しかも人口比議員数はアメリカの2倍。学校予算を削る前に、議員を削減すべし。国会役に立たず!』、
『なぜ国会議員数を減らせないのか? 国会議員が決めることだからである。
この場合には野党議員も極めて消極的。同じ穴のムジナだ。消費税より大きな問題かもしれない。
役立たずが大勢いるから国政が進まない。次の選挙では「国会議員数を半減します」と 公約する人に投票する』、、、、。
ざっとこんな調子です。
おそらく茶屋萬衛門さん、一日の大半をPCの前で過ごす暇な自営業者と思えるのですが、さすがツイッターの人気者だけあって、時代の空気を察する能力は凄いものがあると感じています。
紹介したツイッターもまさに今の日本国民の思いを代弁している?
それこそ次の総選挙に立候補したら当選も夢ではない鴨。
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とにかく面白い方で、日頃はオヤジギャグ連発で人気者です(フォロワーが1万人を超えているそうです)。
さてそんな茶屋萬衛門さんが、珍しく怒りの「ツイッター」を連発。それを3篇ほど紹介します。
『今朝のNHKニュースで聞いた。「小学校の電子黒板やタブレットなどの予算を 来年度は廃止すると決定した」
10億円。
政党助成金の総額は国民1人あたり年間250円。
つまり年間300億円以上の助成金が税金から支払われる。
議員報酬とは別。政党が「自分たちのために」使う。非道い。』、『国会議員の給料(歳費)を各国で比較
http://matome.naver.jp/odai/2131739964131468401
年間で2200万円。今の為替レートだと、アメリカの1.5倍、韓国の3倍ですね。
しかも人口比議員数はアメリカの2倍。学校予算を削る前に、議員を削減すべし。国会役に立たず!』、
『なぜ国会議員数を減らせないのか? 国会議員が決めることだからである。
この場合には野党議員も極めて消極的。同じ穴のムジナだ。消費税より大きな問題かもしれない。
役立たずが大勢いるから国政が進まない。次の選挙では「国会議員数を半減します」と 公約する人に投票する』、、、、。
ざっとこんな調子です。
おそらく茶屋萬衛門さん、一日の大半をPCの前で過ごす暇な自営業者と思えるのですが、さすがツイッターの人気者だけあって、時代の空気を察する能力は凄いものがあると感じています。
紹介したツイッターもまさに今の日本国民の思いを代弁している?
それこそ次の総選挙に立候補したら当選も夢ではない鴨。
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2012年06月16日
ブータン国王演説
以下はブータンのジグミ国王が、昨年11月日本の国会で演説した際の一部。
議員先生には少し難しかったかな?
「我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。
両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。
2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。
しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。
私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。
すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。
日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。
世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。
知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。
これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。
それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています」。
以上、、。
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
議員先生には少し難しかったかな?
「我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。
両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。
2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。
しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。
私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。
すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。
日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。
世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。
知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。
これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。
それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています」。
以上、、。
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2012年06月09日
大腸検査
久しぶりの健康診断でひっかかり、大腸の内視鏡検査をやった。
同時にそのままポリープの切除手術を行い、大きめのポリープを5個とった。
他にもあったようだが残りはまた後日ということで、約2時間近くの検査と手術が終わった。内視鏡で大腸を検査するのは二度目だが、こんなに大変だったかな。
朝の9時過ぎから下剤を飲んで、便が半透明になるまで出し切ってからでないとできない(これが簡単に行かないのだ。後半はとうとう浣腸を2回やった。間では水を飲んだり、病院の中を歩いたり)。そして手術後はなんと車いすで病室へ移動だ。
嘘だろ?突然重病人になった気分だ。
たった一泊の入院(私の人生で初めての入院)だが、とにかく安静にということで室外に出るのも禁止。
ベッドに横になって例の宮部みゆきの小説を読んでいると、少し体が熱っぽい。体温を計ると37度1分。
やっぱ切除なるもの身体にけっこうダメージを与えるようだ。
夕食も重湯と柔らかいおかずが少々。
食欲はあるのに入院患者だから我慢するしかない。
微熱があるまま夜10時頃には眠りに付く。
枕が代わると眠れない質なので、事前に安定剤を所望したところ、朝までぐっすり。久しぶりに壮快な気分だ。そして病院の朝は早い。
6時前にはがやがやと廊下は騒がしいが、こちらは手持ち無沙汰で7時半の朝食時間が待ち遠しい。
確かにこの「安静という拘束状態」、日頃余り経験しないのでその処し方が難しかった。
そして1週間後、検査結果は「良性」。
やれやれ、まあ一安心。
まんわ経営労務ホームページ
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同時にそのままポリープの切除手術を行い、大きめのポリープを5個とった。
他にもあったようだが残りはまた後日ということで、約2時間近くの検査と手術が終わった。内視鏡で大腸を検査するのは二度目だが、こんなに大変だったかな。
朝の9時過ぎから下剤を飲んで、便が半透明になるまで出し切ってからでないとできない(これが簡単に行かないのだ。後半はとうとう浣腸を2回やった。間では水を飲んだり、病院の中を歩いたり)。そして手術後はなんと車いすで病室へ移動だ。
嘘だろ?突然重病人になった気分だ。
たった一泊の入院(私の人生で初めての入院)だが、とにかく安静にということで室外に出るのも禁止。
ベッドに横になって例の宮部みゆきの小説を読んでいると、少し体が熱っぽい。体温を計ると37度1分。
やっぱ切除なるもの身体にけっこうダメージを与えるようだ。
夕食も重湯と柔らかいおかずが少々。
食欲はあるのに入院患者だから我慢するしかない。
微熱があるまま夜10時頃には眠りに付く。
枕が代わると眠れない質なので、事前に安定剤を所望したところ、朝までぐっすり。久しぶりに壮快な気分だ。そして病院の朝は早い。
6時前にはがやがやと廊下は騒がしいが、こちらは手持ち無沙汰で7時半の朝食時間が待ち遠しい。
確かにこの「安静という拘束状態」、日頃余り経験しないのでその処し方が難しかった。
そして1週間後、検査結果は「良性」。
やれやれ、まあ一安心。
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2012年06月02日
扶養義務は義務?
巷で騒がれている「生活保護の扶養義務問題」、今回の騒動のきっかけとなった吉本の人気芸人河本母の受給問題で、改めて生活保護法第4条第2項と民法877条の「扶養義務」の条文を確認してみました。
条文には、法律上の「扶養義務者(直系血族、兄弟姉妹、3親等内親族)」の「扶養義務」が、生活保護に優先すると読めます。
そして特別の事情がない限り、法律上の扶養義務は免れられない、とあるのです。
しかし、実際は法律上の「扶養義務者」が存在しても、多くの人が生活保護を受けているのが実状だし、それを敢えて「法律違反」と指摘することは無かったと思います(民法の規定はあくまで民事法ですから、強行法規ではありません。
言うなれば「努力義務」を求めていると理解されます)。
そもそも戦後社会の家族規範は、戦前の家長制度を廃止して欧米並みの個人主義規範を導入し、同時に「個人責任」という規範が日本社会に浸透、強化されて来ました。
その所為か、これまでは「国が生活困窮者を救済するのは当たり前」という認識が国民の間には当然のように浸透しています。
「寝たきり老人」の介護も国の福祉が対応して当たり前という感覚と同じです。
実際、わたしもそう考えていました。
しかし、デフレに伴う国民の低所得層(貧困層)の増大で、生活保護対象者の急増や高齢化に伴う要介護高齢者の増加に歯止めがかからず、財政が逼迫した国や地方行政は、今や国民・住民の貧困弱者遺棄政策へと舵を切らざるを得ないようです。
日本全体の貧困化、「個人責任」から「一族郎党責任」への転換、正に国家を救う「絆政策」に基づく今回のバッシングにも見えますが、いかがでしょうか?
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条文には、法律上の「扶養義務者(直系血族、兄弟姉妹、3親等内親族)」の「扶養義務」が、生活保護に優先すると読めます。
そして特別の事情がない限り、法律上の扶養義務は免れられない、とあるのです。
しかし、実際は法律上の「扶養義務者」が存在しても、多くの人が生活保護を受けているのが実状だし、それを敢えて「法律違反」と指摘することは無かったと思います(民法の規定はあくまで民事法ですから、強行法規ではありません。
言うなれば「努力義務」を求めていると理解されます)。
そもそも戦後社会の家族規範は、戦前の家長制度を廃止して欧米並みの個人主義規範を導入し、同時に「個人責任」という規範が日本社会に浸透、強化されて来ました。
その所為か、これまでは「国が生活困窮者を救済するのは当たり前」という認識が国民の間には当然のように浸透しています。
「寝たきり老人」の介護も国の福祉が対応して当たり前という感覚と同じです。
実際、わたしもそう考えていました。
しかし、デフレに伴う国民の低所得層(貧困層)の増大で、生活保護対象者の急増や高齢化に伴う要介護高齢者の増加に歯止めがかからず、財政が逼迫した国や地方行政は、今や国民・住民の貧困弱者遺棄政策へと舵を切らざるを得ないようです。
日本全体の貧困化、「個人責任」から「一族郎党責任」への転換、正に国家を救う「絆政策」に基づく今回のバッシングにも見えますが、いかがでしょうか?
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