2012年10月

2012年10月27日

逆算

個人的な話で恐縮だが、ここ二年余りの間に私の母親と父親が続けて他界した。
二人ともいわゆる長患いではなく、どちらかと言えば「あっという間に逝った」に近い。
二人の他界する姿をつぶさに見て、これが未だ自分の経験していない「死」というものなのかと、改めて学んだところが多い。

そんな私ももうすぐ57歳になるが、先日日経新聞がソフトバンクの孫社長を扱った記事の中で、
米アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏(畏れながら私と同年)の話として、
「ジョブズ氏は生前、『もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?』と自らに問いかけてから仕事に向かった」という話。

これはジョブズ氏に限った話ではなく、多くの人が五十路も半ばを過ぎると、人生の到達点(ゴール)に想いを馳せ、ゴールから今の自分を振り返るという逆算の思考を始めるような気もする。

孫正義社長もそうだ。
彼のツイッターを私もフォローしているが、10月5日と10日にツイッターで
「少し守りに入りかけている己を恥じ入る。もっと捨ててかからねば」、
「目標が低すぎないか?平凡な人生に満足していないか?」
と日頃のつぶやきと少々雰囲気の違うつぶやきを見た覚えがある。

孫正義55歳。
そのつぶやきの翌日に買収金額1兆5千700億円という米携帯電話会社の巨額買収に勝負をかけた。

勿論孫社長などとは比較にならないが、私も両親の他界の影響でここ最近少しは「逆算の思考」ができるようになった。
自分の人生の閉じ方を、できるだけ悔いの残らないように、常にゴールから逆算して行動する。

「10年後、20年後の自分から見て、今何が大事か?」と。



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2012年10月20日

歴史は繰り返す

「日本人は日本の近現代史を勉強しよう、それも客観的で公正な視点が保たれるような仕組みで」。

しかし、こんなことを呼びかけても少し前までは、みんながしらけていただけだろう。

中国や韓国の言い分じゃないが、「日本人は自分たちの行為を反省していない」と非難されるのも一面当たっているのは確か。
だから恥ずかしながら中国から「柳条湖事件」云々と言われても慌ててネットで検索するような体たらくである。

昭和12年の南京大虐殺事件は知っているが(中国側の主張で)、昭和2年の日本人居留民への暴行、略奪、殺戮などの南京事件や漢口事件、続く昭和3年の済南事件(日本人兵士と居留民多数が惨殺、凌辱、略奪の被害)、そして昭和12年の通州事件での日本人居留民260名余りの虐殺事件は、余り喧伝されていない。

これらの日本人居留民への虐殺事件が、(中国側が一方的に主張する)南京虐殺事件の遠因の可能性があると指摘する説も(渡辺利夫著「新脱亜論」)。

さてさて今やエコノミスト誌の「2050年の世界」予測では、日本国の存在はほとんど無視され、「世界史上未踏の高齢社会」のお墨付きだけを貰った我が日本国、考えてみれば自らの手で国家体制を180度変えるという革命的経験は、あの明治維新だけ、それも外圧の脅威から?「蒸気船(上喜撰)、たった四杯で夜も眠れず」の狂歌のように、さしずめ中国の軍艦が日本領土に現れたら、嫌でも目が覚めて、他国の脅威に対抗する諸策を本気で考え始めるのかもしれない。

「歴史は繰り返す(History repeats itself.)」。



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2012年10月13日

福祉事務所

いやあヒドイ話です、まるで北九州市の福祉事務所と同じだね。

以前生活保護受給に関し、担当職員の非道振りが新聞で批判されていたことがあったが、まさかご当地萩市でも同様の対応が行われているとは思いもよらなかった。

先日知人の紹介で身体障害者の妹さんのお世話をしている実姉の方と生活保護申請の件でお会いした際、その姉妹が受けた福祉事務所職員の酷い対応振りをしっかり聞かせてもらった。
元来福祉事務所の職員は、生活保護申請の際に第三者が同席することを嫌い、抵抗すると聞いてはいたが、萩市も全く同じ。
これは周囲に誰も居ない相談室で、申請の相談に来た人に、悪口雑言、嘲笑交じりの「侮辱」の言葉を浴びせて、本人に「二度こんなところに来たくない」と思わせるため?

そもそも福祉事務所が第三者の同席を拒否するのは「本人のプライバシー保護」が理由だが、逆に言えば本人が「この人ならプライバシーを知られても良い」と言えば、同席を拒否する理由は無くなる。
その姉妹も一回目の相談では第三者が同席したので丁寧な応対を受けたようだが、二回目以降は第三者が同席しなかったため、徹底的に侮辱される目に会った。
しかも相手は20代の若い男性職員で(名前も把握している)、その若い職員が自分の母親と同年くらいの障害者本人とその姉を徹底的に侮辱する訳だ。

「もう二度あんな所に行きたくない」と涙を浮かべながら語る姉が気の毒で、私も怒りがこみ上げて来た。
第三者が居なければ言いたい放題、個人の尊厳無視、これが福祉事務所の実態だ。

いいですか、くれぐれも一人で行ってはいけませんよ、福祉事務所には。



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2012年10月06日

脱亜論と生態史観

遠く明治18年(1885年)、当時の支那、清国と朝鮮支配を巡る対立が始まった頃、あの福沢諭吉先生が当時の時事新報に書いたと言われる「脱亜論」という一文。
時代背景を考えないで読むと誤解される向きもあるが、ご参考までに現代語訳要約文の一部。

「日本の不幸は支那と朝鮮である。
この二国の人々も日本人と同じく漢字文化圏に属し、同じ古典を共有しているが、もともと人種的に異なるのか、教育に差があるのか、日本との精神的隔たりはあまりにも大きい。
情報がこれほど早く行き来する時代にあって、近代文明や国際法について知りながら、過去に拘り続ける支那・朝鮮の精神は千年前と違わない。
国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じることもない。
もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。
日本は、大陸や半島との関係を絶ち、欧米と共に進まなければならない。
ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならない。
この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい」。

そしてもう一つ、文化勲章受章者で文化人類学者の梅棹忠夫先生がトインビーの史観に対抗して1957年に発表した「文明の生態史観」。

世界の文明を気候温暖な第一地域と乾燥地帯の第二地域に区分し、西端のイギリス、フランス、ドイツや東端の日本を第一地域、そして中央アジアを中心に常に激しい破壊力を示し興亡を繰り返す中国、ロシア、インド、イスラム文明のブロックを第二地域と位置づける。

梅棹先生いわく「日本が大陸アジアと付き合ってろくなことはない」。



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