2014年01月

2014年01月25日

拝金社会

細川さんも小泉さんも、正に「昔の名前で出ている」お二人。
我々が考えている「なんで今さら」を十二分に理解した上での立候補なんでしょうね。

76歳ともなれば余命いくばくも無く、“身命を賭す”という言葉そのままと言っても過言ではない。
そんな人が「殿のご乱心」と揶揄されながらも出馬する。
それだけ原発問題に危機感を持っているという証拠。

一方そんな心配をよそ目に、あでやかな都会生活を満喫する東京都民、怖い原発は田舎に置いたまま、田舎で作った電力を浴びるように消費して行く。

そして、この構図と似ているのが、地方で育てた若者を安く仕入れて栄える都会の企業の構図だ。
地方では、せっせとお金をかけて若者を育成し、その育成された若者を「地方交付税交付金」と引き換えにどんどん都会へ送り出す。
そして地方には多くの高齢者が残され、果ては介護職に従事する若者もいなくなり、厳しい老老介護を強いられる。

原発も同様に「原発交付金(電源三法交付金)」というお金と引き換えに地方では「放射性廃棄物」をどんどん抱え込み、考えれば眠れなくなる深刻な問題をそのままに、日々の暮らしに精を出す。何かおかしくないか?

これが今の日本社会、日本経済の仕組みな訳だ。

子供たちはみんな東京に出て行き、親子が会えるのは盆正月くらい。
両親も60歳を過ぎ、人生のカウントダウンが始まれば、あと何回親子が会えるか数えるほどしかない。

こんな日本社会の仕組み、誰も望んではいないはずだ。

今朝も出勤途中に集団で登校する小学生を見かけたが、この子供たちも10年もすればこの町を出て行く。
『何は置いても経済・景気』、それでみんな幸せなのか? 



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2014年01月18日

がん放置療法

母親の末期がんによる他界を契機に、がん治療について少し関心を持つようになった。
そんな折に「がん放置療法のすすめ」という1冊の本に出会った。
著者は慶応大学病院の近藤誠医師、「がんは原則放置が一番」というのが先生の持論。
先生の著書を読むと、現在の日本の医療制度が正に製薬会社・(大学)病院・厚労省の3者のトライアングルでがっちり固められた利益共同体の現実を嫌でも知ることになる。

当然この先生に対する同業者のバッシングは凄まじいようだが、それに抗して提言を続ける根性は凄い。

「世の中の偏見にはいろいろな種類がありますが、もっとも正しにくいのは、経済的利益にもとづいた偏見です。
がんワールドに生きている医者たちは、がん治療やがん診断を生業としているのだから、僕の意見に同意した瞬間に仕事がなくなってしまうわけです。」
といった調子だ(文芸春秋1月臨時増刊特集号:がんとは決して闘うな)。

「知り合いの家の人がガンになり、絶対抗がん剤はやらないと決意して朝病院に出かけ、夕方帰ってきたときには抗がん剤治療をする話になっていました。
病院側のものすごい圧力に抗しきれなかったそうです。
これは個人個人の死生観の問題だと思います。
自分がそういう立場に立ったとき、著者の提供してくれた情報は大きな勇気を与えてくれると信じています。(Amazonの書評)」。

近藤先生の主張が現実の医療実態と余りに懸け離れているために眉唾に感じる方もおられると思うが、そこは自分の頭で考えるしかない。

騙されたと思って、一度Amazonで『近藤誠』と検索して1冊読んで欲しい。
但し、世の中の「不条理」さを知ってしまうことを覚悟して。



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2014年01月11日

養生訓

江戸時代に長寿の訓えを説いた「養生訓」という著書、いまだに読み継がれている著書です。

著者貝原益軒は1630年12月17日に生まれ、84歳で没した江戸時代の儒者。

「貝原益軒は、晩年の幸福を身をもって示した人であった。
彼は八十四歳まで生き、死の前年まで著述をつづける健康をたもっていた。
そして八十三歳のときにあらわした『養生訓』は、そのような幸福な老人の健康論である。(訳者解説より)」。

そんな「養生訓」の特に参考としたい一節を抜粋してみた。

「およそ人間には三つの楽しみがある。
第一は道を行なって、自分に間違いがなく、善を楽しむことである。
第二に自分のからだに病気がなく気持ちよく楽しむことである。
第三は長生きしてながく楽しむことである。
富貴であっても、この三つの楽しみがないとほんとうの楽しみはない。
だから富貴はこの三楽に入らない」、
善行・健康・長寿こそ人間の楽しみと説く。

そして長寿は
「人間のからだは百年を期限とする。
上寿というのは百歳、中寿というのは八十歳、下寿というのは六十歳である」
と長寿を上中下のランクに分ける。

かつて織田信長の時代には人生50年が定番であったが、益軒に言わせれば、人間は50歳になってやっと一人前。
「人生は五十にならないと、血気がまだ安定しないで、知恵もまだ開けない。
古今にうとく、社会の変化になれていない。言うことに間違いが多く、行いに悔いを残すことが多い」から。

そして老後の生活は
「老後は若い時の10倍の早さで時が過ぎていく。
1日を10日とし、1月を1年として楽しみ、むだに日を暮らしてはいけない」
と結ぶ。

上寿を目指す人には一読の価値あり? 



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2014年01月04日

2014年甲午

どなた様も明けましておめでとうございます。

2014年の干支は「甲午(きのえうま)」、安岡正篤先生の「干支の活学」によれば「甲は草木の芽が殻を破って頭を出した象形文字であり、旧体制が破れて革新が始まるという意味」だそうです。
また陽の極地となる「正午」は太陽が最も高い位置にありますが、正午を過ぎると太陽は沈んで行くのが常。
同様に午は天井を打ったあとで、後は下がるしかないという意味にもなります。

また村山幸徳氏の「展望と開運」によれば、「午」は「忤(さか)らう」という意味で、改革に対する反対勢力の高まりを示し、よって甲午の年は「旧来の勢力が極点にさしかかって反対のノロシを上げ、革新を進めようとする人々に対して反体制の勢力を結集させ、大挙して突き上げを行うようになる」村山幸徳著「展望と開運2014」』との解釈です。

両先生の解釈に素直に従って日本経済を読み解けば「アベノミクスで景気がよくなったけれど、そろそろ頭打ち?」ということになるのでしょうか。

「ただ、今回の午はかなりエネルギーがあります。木火土金水の五行では甲は木で、午は火。木生火で、午は甲からエネルギーをもらい、ピークは過ぎつつあるといってもかなりの暴れ馬となりそうです。」という翡翠輝子氏の解釈もあります。

そして前回の甲午年である1954(昭和29)年は、日本の高度経済成長が始まった年です。

おそらく当時も既得権を持った旧勢力と新たに参入する勢力との闘いは熾烈を極めたのでしょうが、その闘いのエネルギーが経済成長の推進力にもなったと言えるのかも知れません。
どちらにしても日本にとって重要な年であることは間違いないようです。



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