2014年07月

2014年07月26日

誤変換

パソコンで文章を作っていると、時々「誤変換」になることがある。
目的の言葉にたどり着くまで三回も四回も変換キーを押してようやく正しい漢字を見つけることも。

先週の読売新聞の生活面の特集記事で「面白い誤変換 傑作選」というのをやっていた(以下一部記事から引用)。
例えば、大学生の息子を持つ母親が友人宛のメールで「帰省中の息子」と書くところを「寄生虫の息子」と誤変換したり、会社で「自己申告書」をメールで上司に送ったつもりが、それが「事故深刻書」になっていて、上司から「確かに深刻な内容だ」と返信があったなど。
そんな失敗の傑作を集めた記事で、久々に笑ってしまった。

しかし、笑って済ませられる誤りであれば勿論良いが、世の中取り返しのつかない誤りもある。

あの号泣会見で有名になった野々村竜太郎(被疑者・元県議)。政務調査費の使途報告(自己申告)が疑問視され、その疑いを晴らすための会見があんなことになって、一気にマスコミの餌食となり、ついには刑事告発され警察の家宅捜索まで受けた。
正に「自己申告」が「事故深刻」に変換された瞬間だろう。

そもそもこの政務調査費なるもの、本来の趣旨は県会議員の第二報酬(裏報酬)と位置づけられるもので、余り表沙汰にしたくない種類のお金だったに違いない(表の報酬として支給すると報酬が多額過ぎると批判されるため、適当な名目を付けて支給。

この意味で国会議員の年間1,200万円の文書通信費も同趣旨)。
だからこそ野々村竜太郎のような領収書なしでお金に変換するという誤変換がまかり通っていた訳だ。

さてためしにパソコンに「ぎいん」と入力して変換すると、時々「お金」と誤変換表示されるそうだが本当かな?



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2014年07月19日

ふるさと納税

地方創生のために「ふるさと納税」控除額の上限を倍にすると菅官房長官が明らかにした。

ご存知ですか、「ふるさと納税」という寄付金制度。
5千円を寄付すると、5千円相当の特産品が貰える地方もあると聞いたが、実際に鳥取県では、1万円以上寄付した人に食品や地酒などの特産品を贈っていて、それが奏功(?)し前年と比べて7.5倍の2万4,198件、3億3,607万円もの寄付金が集まったそうだ(ちなみに山口県は114件の371万円)。

それにしても、贈答品目当ての寄付者を募るとは、一体何のための寄付金制度かと、まるで特産品販売制度ではないか。

以前も主張したことがあるが、そもそもこの「ふるさと納税」制度は、地方で生まれ育ち都会で暮らす人が、お世話になったふるさとへ多少でも税金面で貢献できないかという趣旨から始まった制度だ。
要するに今払っている住民税あるいは所得税の一部をふるさとへ回したいというのが本来の趣旨だったはずだ。
それが税の制度上困難ということで寄付金制度にすり替わった。

実際に今東京で暮らしている人の多くが地方出身者(本人のみならず、その父母含め)だと思うが、特に高校生まで地方で生活した人については、その地方の財政負担額は一人当たり1,500万円から1,800万円とも言われる。
それに対し少しでも自分の税金でお世話になったふるさとへお返ししたい、という地方出身者の気持ちを税務当局は素直に汲み取れないものなのだろうか。

自分の支払う税金の一部が(例えば「ふるさと税」という名目で)もっと簡単で、自動的にふるさとへ納められる税金の制度があれば、地方出身者にも喜ばれるだろう。
正に今こそ地方選出国会議員の先生方の出番だと思うのだが。



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2014年07月12日

議員

それにしても今回は、凄いものを見せてもらいました。
兵庫県会議員の野々村竜太郎氏の「泣き叫び会見」です。

どちらかと言えば悲劇なのに喜劇に見える、必死で抗弁しているのにコメディーにしか見えない、勿論私も大笑いしました。

なんか不思議な会見でしたよね。
そもそも「政務調査費」なるものを領収書なしで300万円余りも請求していたことを疑われ、自身の潔白主張のために開いた会見なのに、結局「泣き叫び」だけで終わってしまいました。

この野々村議員、過去何度も落選してやっと県議に当選したという、普通に考えれば‘苦労人’と呼ばれても可笑しくない人。
しかし、残念ながら憧れの県会議員に当選した途端に大いなる錯覚に陥った一人なのでしょうね。
「自分は選ばれた特別な人間だ、特権階級だ」と。

実際「特権意識」症候群に罹った議員は野々村議員だけでなく、永田町の国会議員を始めとして地方末端の市町会議員に至るまで、ごろごろ居そうですよね。
またそんな気にさせる「議員の優遇制度」にも問題がありそうです。
例えば国会議員の文書通信費(毎月100万円、領収書も使途報告も不要)や、地方議員の政務調査費(東京都・大阪市月60万円)などの免税優遇制度です。
しかし、常に一挙手一投足が衆人環視の下に晒された環境で、しかもどんな誹謗中傷にも耐えられるには、「黒を白」と言い通すくらいの厚顔無恥力?も必要となるのでしょう。

それにしても先日から色んな意味で議員先生の知性や良識の程度、或いはすれた前歴が話題になっていますが、なぜこんな人たちが議員先生に選ばれるのでしょうか。
やっぱ議員職はある意味特殊で別格、フツーの人では務まらないのかも?



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2014年07月05日

考える葦

「あの世は存在するのか?」、誰もが一度は考える問いではないか。

これに対し次のように回答する哲学者がいる。
「あの世が存在するかしないか、わたしはあの世が存在すると考えて今生を生きる。
なぜなら『あの世が在る』と考えてこの世を生き、結果『あの世が無かった』としても、そもそも失うものは何も無いから」と。

この考え方は哲学者の池田晶子さんがその著書で披露されていたのだが、この論は正にあのパスカル(フランスの哲学者、数学者)の「パスカルの賭け」という考え方を加工したものに違いない。

パスカル曰く、
「理性によって神の実在を決定できないとしても、神が実在することに賭けても失うものは何もないし、むしろ生きることの意味が増す」。

このパスカル先生、約400年近く前に活躍された天才で、色んな業績を残しておられるが、誰もが知っているのは「人間は考える葦である」という言葉だろう。

実は最近までこの言葉の意味を誤解していた。
深く考えもせずに「考える葦」の意味をただ「考える生き物」程度の意味と理解していたのだ。

実際は、幼少のころから病弱なパスカルの苦しい実体験から発せられたもので
「人間とは葦の如く、運命に従順であるが、しかし、精神で、運命に抵抗し、不屈の意志で、思索することで、運命や自然の暴威を乗り越える自由の存在なのだ」という意味だそうだ。

「考える」は人間の特権だが、「考えると頭が痛くなる」のもまた事実で、そのため特権を放棄する人も多い。
しかし、「念ずれば花開く」と言ったり、「二度とない人生だから」と言ったり、まあ自分の人生だし、葦の茂り方も色々だ。



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