2014年12月
2014年12月27日
もの忘れ
今年もなんとか無事つごもりの夜を迎え、新年の幕開けに参加できそうだ。
個人的には今年の8月から始めた「半日断食」のお陰で、この十年来で一番身体の調子が良い。
勿論来年も続ける。さて「十年来」という言葉が出たついでに、改めて十年来の自分の仕事振りの変化を考えて見る。
やはり一番の変化は「デジタル化」。今やスケジュール管理もすべてPCとスマホ。
そして原稿書きもPC入力。
PCだと変更、修正が簡単にできるし、文書の保存・管理も思いのまま。
しかし、私の「デジタル化」には一つだけ弱点がある。
それはPC入力だと、どうも「記憶障害」をもたらし易い、という点。
すなわち、「情報を
�‘�に入れて覚える、
��頭に貯めて覚え続ける、
��思いだし、取り出す、
の記憶の３つの過程」に障害が生じ易くなるのでは、と考える。
要するに、右手にペンを持って直接ペーパーに文字を刻むやり方と比べ、脳の記憶部分の使い方が違うのではないか。
一文字ごとの出来上がり具合を、自分の眼と手で追って行く行為は、脳を刺激するための大事な作業のような気がするのだ。
勿論、脳科学者でなくともPC入力と手書きの違いくらいは分かる。だから来年からは「記憶障害」防止と脳の活性のために、極力手書き入力を励行する。
先ずはスケジュール管理で手書きとPC入力を併用する。
と、ここまで書いてハタと気が付いた。この「記憶障害（もの忘れ）」、もしかすると自分の老化の所為ではなかろうか、と。
来年の干支は「乙（きのと）未（ひつじ）」。
乙は「曲がりくねる」形、未は「先行きが見えない」意味だそうだ（村山幸徳氏）。
「曲がりくねってくらい」とは、まるで老化脳状態のようだ。ガンバロー、みんな。
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
個人的には今年の8月から始めた「半日断食」のお陰で、この十年来で一番身体の調子が良い。
勿論来年も続ける。さて「十年来」という言葉が出たついでに、改めて十年来の自分の仕事振りの変化を考えて見る。
やはり一番の変化は「デジタル化」。今やスケジュール管理もすべてPCとスマホ。
そして原稿書きもPC入力。
PCだと変更、修正が簡単にできるし、文書の保存・管理も思いのまま。
しかし、私の「デジタル化」には一つだけ弱点がある。
それはPC入力だと、どうも「記憶障害」をもたらし易い、という点。
すなわち、「情報を
�‘�に入れて覚える、
��頭に貯めて覚え続ける、
��思いだし、取り出す、
の記憶の３つの過程」に障害が生じ易くなるのでは、と考える。
要するに、右手にペンを持って直接ペーパーに文字を刻むやり方と比べ、脳の記憶部分の使い方が違うのではないか。
一文字ごとの出来上がり具合を、自分の眼と手で追って行く行為は、脳を刺激するための大事な作業のような気がするのだ。
勿論、脳科学者でなくともPC入力と手書きの違いくらいは分かる。だから来年からは「記憶障害」防止と脳の活性のために、極力手書き入力を励行する。
先ずはスケジュール管理で手書きとPC入力を併用する。
と、ここまで書いてハタと気が付いた。この「記憶障害（もの忘れ）」、もしかすると自分の老化の所為ではなかろうか、と。
来年の干支は「乙（きのと）未（ひつじ）」。
乙は「曲がりくねる」形、未は「先行きが見えない」意味だそうだ（村山幸徳氏）。
「曲がりくねってくらい」とは、まるで老化脳状態のようだ。ガンバロー、みんな。
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2014年12月20日
幸福感
いよいよ今年も十日余りを残すだけ。
さて皆様、今年一年を振り返って充分お幸せでしたか。
そもそも『お幸せ』なんて言葉を恥ずかしげも無くよく使えるね、と冷やかされそうですが、実際にこの一年何度か「幸せだなあ」と感じた瞬間があったと思うのです。
勿論、その内容や頻度は人によって異なるとは思いますが、例えば私なんか安いもので、「お風呂に入って身体を伸ばしているとき」や「こたつに入って暖まっているとき」、また「黄色い銀杏の落ち葉の上を踏みしめながら歩くとき」、「冬の朝、暖かいお湯で顔を洗うとき」等々、日常生活の何気ない事柄を幸せに感じることがよく有りました。これこそカッコ良く言えば「足るを知る生活」の一端のような気もしますが、よく考えればこの幸福感は、私の肉体的加齢の所為かも知れませんね。
しかし、「足るを知る」云々と言いつつ、片や日本社会の現実は6人に1人の子どもが充分な食事が摂れない貧困生活を送っている、という信じられない実態が報道されています。それも年を追うごとに、子供の貧困が増えている状況とのこと。
実際非正規でフルタイムで働いて、1カ月の手取りが10万円そこそこ、これでは子供に充分な食事は与えられません。
せめて子供には国の責任で、充分な食事と教育がちゃんと行き届くように手当すべきでしょう。
みんなが同じくらい貧しいアフリカの国々の子どもたちと、経済大国で格差著しい日本の子供たち、どっちがより多くの「幸福感」を感じられるのでしょうか。
そしてこの時期いつも思い出すのが、あのディケンズの名作「クリスマス・キャロル」です。
足るを知った次は何をすべきか？
守銭奴のスクルージ爺さんが教えてくれます。
まんわ経営労務ホームページ
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さて皆様、今年一年を振り返って充分お幸せでしたか。
そもそも『お幸せ』なんて言葉を恥ずかしげも無くよく使えるね、と冷やかされそうですが、実際にこの一年何度か「幸せだなあ」と感じた瞬間があったと思うのです。
勿論、その内容や頻度は人によって異なるとは思いますが、例えば私なんか安いもので、「お風呂に入って身体を伸ばしているとき」や「こたつに入って暖まっているとき」、また「黄色い銀杏の落ち葉の上を踏みしめながら歩くとき」、「冬の朝、暖かいお湯で顔を洗うとき」等々、日常生活の何気ない事柄を幸せに感じることがよく有りました。これこそカッコ良く言えば「足るを知る生活」の一端のような気もしますが、よく考えればこの幸福感は、私の肉体的加齢の所為かも知れませんね。
しかし、「足るを知る」云々と言いつつ、片や日本社会の現実は6人に1人の子どもが充分な食事が摂れない貧困生活を送っている、という信じられない実態が報道されています。それも年を追うごとに、子供の貧困が増えている状況とのこと。
実際非正規でフルタイムで働いて、1カ月の手取りが10万円そこそこ、これでは子供に充分な食事は与えられません。
せめて子供には国の責任で、充分な食事と教育がちゃんと行き届くように手当すべきでしょう。
みんなが同じくらい貧しいアフリカの国々の子どもたちと、経済大国で格差著しい日本の子供たち、どっちがより多くの「幸福感」を感じられるのでしょうか。
そしてこの時期いつも思い出すのが、あのディケンズの名作「クリスマス・キャロル」です。
足るを知った次は何をすべきか？
守銭奴のスクルージ爺さんが教えてくれます。
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2014年12月13日
期待バブル崩壊
日本の経済政策に関して、私が一番信頼し支持する先生は、「野口悠紀雄先生」である。
「『超』整理法」という著書でも著名な方である。
さて今回紹介するのは、今年2月出版の「期待バブル崩壊」という先生の著書。
Q&A形式で、私のような素人でも読みやすい。
例えば「Q：2014年度の日本経済はどうなるでしょうか？」という質問に、
「A：2013年度における公共投資や住宅投資による経済押し上げ効果が、剥落し、ゼロまたはマイナス成長になる可能性が高いと考えられます」、
「すなわち、、、�仝�共事業の異常な伸びがなくなれば、マイナス成長になる。
��個人消費は円安物価高で伸び悩む。
��実質住宅投資は二桁減の可能性。
�ず�拠なきオプティズム：政府経済見通し。
�ゥ好織哀侫譟璽轡腑鵑隆躙院�等々」とズバリ直言しておられる。
今ざっと読み返しても先生の予測の正確さが確認できる。
そして文中には、こんな箇所もある。
「Q:消費者物価の上昇は、経済成長にどのような影響を与えるでしょうか？」
「A:物価上昇によって実質消費の伸びが低下し、その結果、実質経済成長率が低下しています。
これまでは、名目消費が伸びなかったにもかかわらず、物価の下落によって実質消費が増えていたのですが、その傾向が逆転したわけです。
これは、デフレ脱却を経済政策の目標に置く政府・日本銀行の考えが、基本的に誤っていることを意味しています。
そして、円安に起因する物価上昇を、早急に抑える必要があることを示しています」。
これは野口先生の一年前の警鐘。
どう考えても「日本を安売りする政策」は失敗なのに、それを認めようとしない政権がなお高い支持を集める不可思議。
終わりの始まりの自民圧勝か？
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「『超』整理法」という著書でも著名な方である。
さて今回紹介するのは、今年2月出版の「期待バブル崩壊」という先生の著書。
Q&A形式で、私のような素人でも読みやすい。
例えば「Q：2014年度の日本経済はどうなるでしょうか？」という質問に、
「A：2013年度における公共投資や住宅投資による経済押し上げ効果が、剥落し、ゼロまたはマイナス成長になる可能性が高いと考えられます」、
「すなわち、、、�仝�共事業の異常な伸びがなくなれば、マイナス成長になる。
��個人消費は円安物価高で伸び悩む。
��実質住宅投資は二桁減の可能性。
�ず�拠なきオプティズム：政府経済見通し。
�ゥ好織哀侫譟璽轡腑鵑隆躙院�等々」とズバリ直言しておられる。
今ざっと読み返しても先生の予測の正確さが確認できる。
そして文中には、こんな箇所もある。
「Q:消費者物価の上昇は、経済成長にどのような影響を与えるでしょうか？」
「A:物価上昇によって実質消費の伸びが低下し、その結果、実質経済成長率が低下しています。
これまでは、名目消費が伸びなかったにもかかわらず、物価の下落によって実質消費が増えていたのですが、その傾向が逆転したわけです。
これは、デフレ脱却を経済政策の目標に置く政府・日本銀行の考えが、基本的に誤っていることを意味しています。
そして、円安に起因する物価上昇を、早急に抑える必要があることを示しています」。
これは野口先生の一年前の警鐘。
どう考えても「日本を安売りする政策」は失敗なのに、それを認めようとしない政権がなお高い支持を集める不可思議。
終わりの始まりの自民圧勝か？
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2014年12月06日
日本が好き
日本の政権を決める衆院選がスタート。
争点は「アベノミクス」と言われるが、果たして国民の第一の関心事なのか、どうも違う気がする。
2010年にGDP世界第2位の座を中国に奪われ、日本は意気消沈した？
それどころかエコ意識と結びついた「日本好き」が年々増えているのが実態のようだ（三浦展氏著「愛国消費」）。
この「愛国消費」という著書、著者の三浦展氏の緻密なマーケティング調査に裏付けられた正確な時代予測には、いつもながら感心させられる。
例えばNHKの「日本人の意識」調査を引用して、「日本に生まれてよかった」若者（20〜24歳）が、1967年で74%、73年82%、83年93%、08年98%と着実に増えていることを教えてくれる。
これは当然「国を愛する気持ち」が強い国民が増えたことになる。
しかし、この「愛国心」は政治家が好むナショナリズムの「愛国心」とはちょっと違う。
三浦氏の調査によれば、若者世代は「大国意識」や「一流国意識」とは別の「日本への誇りの感情」を持ち始めている、とのこと。
しかも「どんなときに日本が好き、日本が誇りに思えるか」の問いに対する回答のベスト５は、
「�‘�本人の礼儀正しさ（27.8%）」、
「��日本の建築、家、庭園（27.2%）」、
「��こたつで暖まっているとき（26.5%）」、
「�て�本人や日本の街の清潔さ（24.9%）」、
「�イ�風呂に入ったとき（24.4%）」で、「経済大国」はわずか10.5%。
要するに戦後70年目、敗戦国日本に対する「自虐的マインドコントロール」が解けて来た世代が徐々に現れて来て、物事をお金だけでない文化的価値の「良し悪し」で判断する、偏見抜きの日本人が増えて来たのが今の日本社会。
となれば、選挙の争点は「カネ」じゃないよね。
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争点は「アベノミクス」と言われるが、果たして国民の第一の関心事なのか、どうも違う気がする。
2010年にGDP世界第2位の座を中国に奪われ、日本は意気消沈した？
それどころかエコ意識と結びついた「日本好き」が年々増えているのが実態のようだ（三浦展氏著「愛国消費」）。
この「愛国消費」という著書、著者の三浦展氏の緻密なマーケティング調査に裏付けられた正確な時代予測には、いつもながら感心させられる。
例えばNHKの「日本人の意識」調査を引用して、「日本に生まれてよかった」若者（20〜24歳）が、1967年で74%、73年82%、83年93%、08年98%と着実に増えていることを教えてくれる。
これは当然「国を愛する気持ち」が強い国民が増えたことになる。
しかし、この「愛国心」は政治家が好むナショナリズムの「愛国心」とはちょっと違う。
三浦氏の調査によれば、若者世代は「大国意識」や「一流国意識」とは別の「日本への誇りの感情」を持ち始めている、とのこと。
しかも「どんなときに日本が好き、日本が誇りに思えるか」の問いに対する回答のベスト５は、
「�‘�本人の礼儀正しさ（27.8%）」、
「��日本の建築、家、庭園（27.2%）」、
「��こたつで暖まっているとき（26.5%）」、
「�て�本人や日本の街の清潔さ（24.9%）」、
「�イ�風呂に入ったとき（24.4%）」で、「経済大国」はわずか10.5%。
要するに戦後70年目、敗戦国日本に対する「自虐的マインドコントロール」が解けて来た世代が徐々に現れて来て、物事をお金だけでない文化的価値の「良し悪し」で判断する、偏見抜きの日本人が増えて来たのが今の日本社会。
となれば、選挙の争点は「カネ」じゃないよね。
まんわ経営労務ホームページ
http://www.manwa55.net/
松原満和
MATSUBARA MANWA
