2016年01月

2016年01月30日

年金詐欺

「年金定期便」をご存知ですよね。
自分の年金加入記録と年金見込額が記載された日本年金機構発行の連絡ハガキです。

しかし、この定期便の内容で不審に思った箇所があります。
それは、定期便の「厚生年金保険被保険者期間の保険料納付額(累計額)9,000,000円(例)」と記載された箇所です。

それを見て「そうかあ、俺が払った保険料は900万円か。だったら毎月15万円貰えるとすれば年間180万円、65歳から貰って5年で元が取れる訳だ。
75歳まで生きたら1800万円、900万円も得する。国の財政も大変だなあ」と変に納得してしまう。

そうです、これが騙しのトリック数字。

確かに自分で払った保険料は900万円かも知れません。
しかし、厚生年金保険料というのは個人と会社が折半で払う制度ですから、あなたの年金の基になる保険料は、あなたの払った900万円と会社の払った900万円の合計1800万円なのです。

騙されてはいけません。

いわゆる「定期便」に記載された「保険料納付額(累計額)」には、あなたの払った分と会社の払った分の合計額を記載すべきなのに、なぜかあなたが払った保険料金額しか記載されていません。これはズルいですよね。

でも、長生きすればするほど年金受取り累計額は増えます。
仮に男性の平均寿命80歳まで生きたら累計額が2700万円、支払い済み保険料との差額の900万円を得したことになります。

この年金制度が今後も続けば、本当に素晴らしい社会保障制度です。
しかし、厚労省年金局数理課の検証レポートによれば、今の年金財政は500兆円もの積立金不足の状況のようです。
余りに大きな数字なので唖然としますが、総理が一億総活躍社会を願うはず。
この自転車操業、いつまで持つかな?



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2016年01月23日

SMAP騒動

今回のSMAP騒動で、改めて芸能界のドロドロの実態を垣間見ることができた。

芸能事務所に所属する芸能人は、まるで奴隷。
そして騒動の中心のメリー喜多川氏89歳、ジャニーズ事務所の実質トップに君臨し、芸能界では「泣く子も黙る」独裁者のようだ。

自らの気に入らない相手は、徹底的につぶす。
確かに、こんなタイプの人はどこの世界にも居そうだが、実は自己愛過剰な一種の障碍者なのかも知れない。
例えば近頃話題のモラルハラスメント、その加害者になる人は、多くがこの「自己愛性人格障害」だそうだ。
このタイプの特徴は「心の底には強い劣等感、コンプレックス、自己無価値感が渦巻いており、もろく崩れそうな自尊心を『自分は万能で特別な存在だと信じること』『他者から肯定的に評価されること』『優越感を得るため身近な弱者を貶め見下すこと』で維持する。
そのため賞賛・注目・感謝・愛情を求める行動に駆り立てられ、些細な否定に怒り、特別扱いされることを求め、外では理想の自分を演じる一方で、絶えず身近な弱者を否定し傷つけること(モラハラやDV)で精神のバランスをとっている(website「モラハラ資料」より)」。

そう言えば、かつて私が生業としていた政治の世界でも、この「自己愛性人格障害」の特徴を備えた政治家(家族も)や秘書などを結構見かけた。
自分を特別な存在と錯覚した代議士秘書などは、「私を誰だと思ってるの」といった調子でそこら中を闊歩していた。

おそらくこの老女メリーさんも「私を誰だと思ってるの」タイプだろうが、こんな人種が芸能界をブラックに染めているのだろう。
今回の事件、正に違法なパワハラ行為、勿論老女メリーさんの。



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2016年01月16日

バラマキ

「65歳以上で住民税非課税の人や65歳未満の障害基礎年金と遺族基礎年金の受給者計1250万人に3万円を配る。

政府の「臨時給付金」案について、自民党の厚生労働部会などは17日午前に開いた合同会議で了承した(12月17日朝日新聞デジタル記事)」。
1250万人にそれぞれ3万円、さて一体いくらになる?正解は3750億円。およそ4000億円の財源が必要。そして同じく低所得者対策として公明党が強硬に主張した消費税の食品関連税率の軽減、これでさらに1兆円規模の財源が減少。

さらに先日閣議決定された国家公務員の給与を上げる給与法改正案。
月給を平均0.36%、ボーナスの年間支給月数を0.1カ月引き上げる内容で、しかも昨年4月までさかのぼって支給する。
なんだか安倍政権の政策、近頃益々支離滅裂になって来たと思いませんか。日銀の金融緩和と円安で物価を2%上げて、賃金もアップさせて消費を拡大し、好景気を実現するというアベノミクスも、実際は円安で輸入品の価格が上昇したために、一般庶民の実質賃金は減少してしまった(円安で儲かった大手企業社員を除く)。

そもそも消費税を10%に上げるのは、社会保障費増大に対応するためで、かつ借金に頼らない健全財政に戻すためだったはず。
それが消費税アップの前に公務員給与引き上げなどと、正に本末転倒。
これが先進国G7の一国日本の、国家国民のための賢明な施策と、果たして安倍総理は胸を張れるのでしょうか。

いくらバラマキでも低所得者だけならまだしも、公務員給与アップとは。一連のバラマキ政策、誰が見ても選挙目当。
結局お金で票を買うのと同義だね。夏の参院選もこれで自民・公明圧勝間違いなし。



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2016年01月09日

ノルディック・ウォーキング

大晦日から正月にかけて3キロ肥った。
正月あいだもウォーキングと筋トレのノルマはこなしたのにこれだ。

肥った原因は、三食きっちり食べた「食べ過ぎ」。
こんな食生活を続けていたらあっという間に「肥満」に逆戻りしそうだ。

私が本格的に肥満退治を始めたのが一昨年の8月。
それまでやっていたウォーキング速足30分に、20分程度の筋トレと昼食抜きを加えたところ、みるみる体重が落ちて、たまに会う知人には「大丈夫?」と心配されるほど。
今も続けているが、体調は良好。
それどころか自身の腕や足が徐々に固くなり筋肉質になって来たのが分かる。

そしてさらに筋肉体質に改造するためウォーキングの際、両足首と両手首に計5キロの重りを着けて歩いたりもした。
これは、結構きつい割に効果が今一つ。

しかし、ただ歩くだけでは飽きてしまうし、もっと体に効果的な歩き方はないものかと探していたところ、医師の長尾和宏さんの「病気の9割は歩くだけで治る」という著書で「ノルディック・ウォーキング」を知った。
このウォーキングは両手でスティックを突きながら歩くことで、上半身の運動量が増え、普通のウォーキングよりも1.5倍の運動効果、そして上半身の運動は数倍から10倍増えるとある。同じ時間、同じ歩数を歩いても格段にエネルギー消費量が増える(以上、同著引用)。
さっそくやってみるとそのとおり、腕だけでなく上半身とさらに両足にも今まで以上の負荷がかかり、姿勢よく歩けて運動効果抜群だ。

「医者に払う金があるなら、靴に使え」との長尾医師のお言葉を鑑に、「いい仕事は、頑健な身体から」をモットーに、雨ニモ風ニモ負ケズ、勿論若イ者ニモ負ケズ、今年も頑張ります。



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2016年01月02日

丙申年頭自警

新年あけましておめでとうございます。
2016年、平成28年を無事迎えることができました。
改めて皆様方の日頃のご支援に感謝申し上げます。

さて本年は丙申年にあたります。
丙の文字を分析すると、「門構えと囲い」の意味が導かれ、申の「伸びる」の意味とを掛け合わせると、「枠がはめられて伸びる」となります。

「枠がはめられて伸びる?」、なにやら禅問答のようになってしまいましたが、例えば昨年関心を集めたTPPのような多国間貿易で、互いにWIN-WINの関係が維持できるよう「一定の枠をはめて相互の輸出入を奨励する」という仕組みが、正に「枠がはめられて伸びる」の丙申の意味の典型かも知れません。
ともあれ本年の干支には「伸びる」という前向きな意味がくっついている訳ですから、おおむね「良」としましょうか。

確かに、世界に先駆けて超高齢化社会に突入する日本社会には、多難な前途が待ち受けているでしょう。
国家予算の半分近くを借金で賄い続けるという尋常でない財政状態を見ても、正にこれから当事者となる「私」の年金や医療制度が、果たして維持・継続できるのか、まじめに考えるほど悲観的になって来ます。

しかし、年の初めから取り越し苦労をしていても、得どころか損なだけ。
「大切なのは、いま、ここをできるだけ明るく前向きに過ごすこと、そのための知恵を最大限働かせること。その一瞬一瞬の積み重ねが未来を決める(月刊『致知』鈴木秀子:文学博士)」のです。

本年一年を「物事を前向きに考え、感謝の心を忘れず、愚痴をこぼさず、明るく謙虚に過ごす」一年にすること。
私の平成28年の年頭自警とさせていただきます。

皆様、どうぞ本年もよろしく。



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