2018年06月

2018年06月30日

ニュージーランド

先日テレビのニュースで、ニュージーランドの女性首相が、産後休暇を6週間取るという話題が大きく報じられていた。
そもそも同国では女性首相は3人目、しかも国会議員の4割が女性。色々調べてみると中々興味深い国だ。
以下、ウィキペディアから引用。「ニュージーランドは、南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家であり、ニュージーランド王国を構成する最大の主体地域である。島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる。北西に2,000km離れたオーストラリア大陸と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国となっている」。
国鳥は例のキウイ、日本とは交易が盛んで、その所為もあり、日本からカメムシが外来種として進出し、迷惑もかけている。

確かに人口は470万人と多くはないが、最低賃金は日本や英国よりも高い。
豊かな自然に囲まれ、自然と共生しているイメージだ。
日本より遥に幸せそうな国という印象。

しかし、一番印象深いのは国会議員の4割が女性で、しかも国のリーダーが堂々と産休で休むという民度の高さ。
それに比べると日本はいかにも見劣りがする。

今、日本社会の大問題は、人口減少による労働者不足問題。
労働者が減少するとGDPが減少し、ひいては現在の医療サービスや社会保障制度が維持できなくなる。
しかも若い人たちの租税負担は更に重くなる。

そんな希望の持てない社会にしないための最後の頼みの綱は、勿論政治家や官僚では無く、日本の女性たち。
ニュージーランドの「女性活躍」政策を日本は、本気で見習った方が良い。


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2018年06月23日

プラチナタウン

週末の暇つぶしにアマゾンでビデオ鑑賞。
北海道の財政破綻一歩手前の小さな町の再建に挑戦する「プラチナタウン」というドラマ映画(俳優大泉洋主演)。
企業誘致用の利用されていない3万坪の土地に5千人規模の老人ホームを作り、都会から高齢者を集めようという壮大な計画を実現して行く話だ。
しかもその老人ホームは、老後をポジティブに楽しみたい都会の高齢者がターゲットで、余生の一日一日を充実して楽しめる仕掛けも提供するという高齢者専用の「テーマパーク」という設定。

さて、そもそも「楽しみ」とは何ぞや。
論語では次のように紹介する(井原隆一著「論語を読む」)。
「孔子曰く、益者三楽。礼楽を節するを楽しみ、人の善をいうを楽しみ、賢友多きを楽しむは益なり。驕楽を楽しみ、いつ遊を楽しみ、宴楽を楽しむは損なり」
(楽しみにも、有益な楽しみと、有害な楽しみがある。
有益な楽しみには、礼や音楽を正しく行なう楽しみ、人の長所美点を吹聴する楽しみ、畏友を多く持つ楽しみの三つ。
そして有害な楽しみには、我がまま放題に振舞う楽しみ、怠惰に過ごす楽しみ、酒色に溺れての楽しみの三つがある)。

確かにこの夢物語のようなプラチナタウンで充実した生活を送れば、孔子様推薦の三つの楽しみ(礼や音楽、人を褒める、多くの畏友)くらいは、誰でも簡単に手に入れられそうに思える。
とは言え、私のような物ぐさ人間は、結局老後も今の生き方の延長で物ぐさな生き方しか出来ないだろう。
今をちゃんと楽しむ習慣の無い人には、しょせん「楽しみ」は高嶺の花。

しかし、このプラチナタウン構想、少子高齢化を憂うご当地活性策のヒントになりそうな気もする。


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2018年06月16日

新幹線

新幹線走行中の無差別殺傷事件で38歳の勇気ある男性が殺害された。
加害者は22歳の男。
いくら病気とは言え、余りに身勝手だ。殺害された男性とその家族の憤りや悲しみ、また加害者の両親と祖母の自責の心境を考えると、何ともやり切れない。

これも世にいう「災難」と呼ぶべきか。

しかし、どうも腑に落ちない。
空港の搭乗口でのボディーチェックのような仕組みが有れば、防げた事件だった。
確かに新幹線は便利な乗り物だが、万一危険な輩が混ざると、途端に車両は怖い空間に変貌する。
利用者の利便性と警備強化による不便さのどちらかを優先せざるを得ないと言われるが、両方を兼ね備えることは、本当に無理なのか。

私自身これまで頻繁に新幹線を利用して来たが、「座席シートが防御のための盾替わりに使える」なんてことは初めて聞いた。
この防御手段を事前に知っていれば、もしかすると梅田耕太郎さんも自身を護れたのかも知れない。

飛行機は搭乗の際、いつも最初に救命胴衣の装着案内がテレビで流される。
新幹線もせめて万一の場合に備えた防御策を事前に乗客に知らせるべきだろう。
乗客の利便性と充分なセキュリティの両立。ドル箱の新幹線だからこそ、JRはもっと努力して欲しい。

さて今回の事件の前日6月8日は、10年前に秋葉原で無差別殺傷事件が起きた日。
また17年前の同じ日には大阪の池田小無差別殺傷事件が起きているそうだ。

両事件とも社会への復讐願望が高じての事件で、今回の事件もその模倣ではないかと分析する精神科医もおられ(片田珠美医師)、また模倣事件は続く傾向があると警告する。
社会の何か大事な根幹が腐りつつある現われの一つだろうか。


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2018年06月09日

閻魔大王

「嘘つきは、地獄で閻魔大王に舌を切られるぞ、という話を昔大半の人たちが教わったと思いますが、●●国ではその教育がなされないのですか?
確か中国から伝わった話だと思うのですが、どうなのでしょう?
現状は●●人嘘ばかりですよね?●●人は金さえ手に入れば例え地獄でどんな目に会おうと知った事では無いのですよね?(引用:YAHOO知恵袋)」。

この文章の●●の箇所に何の文字を入れるべきかと質問されると、普通は少し迷って答えるが、今や誰もが「日本」と即答するに違い無い。

確かに子どもの頃、この閻魔大王の舌を抜く話を半ば本気にして、嘘は悪いことと脅されて育った記憶がある。
しかし、これだけ嘘が大手を振ってまかり通る世の中になると、閻魔大王の舌抜きの話など本気にする子供も皆無だろう。
情けない話だし、情けない世の中になったものだと嘆きたいが、今や上手な嘘がつける人こそ出世する世の中になった。

先日、財務省の文書改ざん問題で職員20名が処分を受けたが、誰一人「犯罪」に問われた人はいなかった。
「嘘つきは泥棒の始まり」とも言われるが、日本を代表するエリート官僚みずからが嘘の音頭を取る世となれば、閻魔大王の威光も陰って来たとしか思えない。

孔子曰く「国が国として成り立つのは、人民が国を信頼しているからで、人民の信頼が無くなれば、国は成り立たない(民信無くんば立たず)」と。

今回国権の最高機関で演じられた「モリトモ」「カケ」「サガワ」等々の演目が、国民の国への信頼失墜にどれだけ貢献したことか。
商いで一番大事なのは信用。同様に嘘は、信用とブランドを台無しにする。
やはり閻魔大王にご登場願うしかないか。


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2018年06月02日

観光経済革命

少子高齢化でジリ貧の地方経済。東京との格差は、目を覆うばかり。
何とかしないと、と心ある方々は案じている。

先ず取り組むべきは、東京と地方の格差拡大を停めること。
これは誰の所為でもない、政治家の無策の所為。
なぜなら、今から13年前の平成17年に断行された市町村合併が、ただ市町村の数を減らすだけに終始して、行政面で無駄の最たる「県」組織の解体と道州制への移行に着手しようともしなかったから。

何のために市町村合併を進めたのか、効果は見えない。
お陰で市町村の自治能力を削ぎ落とし、地域の過疎化に拍車をかけた。

地方に住む我々は、一体どうすれば生き残れるのか。
その疑問に答えてくれそうな一冊の本があった。それは「新・観光立国論」(D.アトキンソン著)という本だが、その著書は人口減少と高齢化に苦しむ地方に、生き残りのヒントも与えてくれる。

例えばご当地萩市の人口は4万8千人(4月末)、観光客数は200万人(昨年度)で、1日当たり平均5千人程度が住民以外の滞留者だ。
4万8千人に対し5千人だから実人口の10.4%もの観光客が、お金を落としてくれる。
このお金が雇用その他地域経済を支える一助となる。

著者のD.アトキンソンさんは、ゴールドマン・サックス出身、現在は日本の国宝・重要文化財の補修を手掛ける会社の社長。
その彼が日本の観光施策の大間違いを指摘し、改善努力次第で2030年までに観光客8200万人招致が可能と提言する。

日本の観光産業は、まだまだ伸び代が充分。
アトキンソン流で行けば、萩市の観光客数1千万人も夢ではない。
5万人足らずの町が10万人規模の町に。
まだまだ、やれそうだ。


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