2020年12月

2020年12月26日

2020年

なんだか大晦日や正月を迎える気分になれない。
それは、二六時中か四六時中か、コロナ感染の不安が、頭から離れない所為だろうか。
勿論、日本だけでなく欧米を始め世界中の人々を悩ませ、ストレスを与え続けている。

日本では1月28日に初めて感染者が見つかった(奈良の男性)。
中国の春節が1月25日から始まり、多くの中国人観光客が日本を訪れているさなか。
しかも、この時点では日本政府は中国人の入国制限を実施していない。
今振り返れば、政府の初動の遅れが感染拡大を招いたのは確か。
そしてクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の船内感染騒ぎが2月3日から。
一方元々の感染源の中国武漢では、3月18日に「新規感染者ゼロ」になったと発表された。
そして日本では、3月24日東京五輪・パラリンピックの延期が決定。
3月29日は志村けんさんの死去で日本中が騒然となった。
この時期インパクトの強い報道が続いたため、日本社会の緊張感がピークに。
そして4月7日緊急事態宣言(7都道府県対象)。
5月14日緊急事態宣言解除(39県)。

こんな感じで、コロナ感染者数の増減に一喜一憂しながら日々のニュースをチェックしていた。

正直言って、自分が生活するご当地で感染者が確認されると一気に緊張感が高まるが、遠方の市や町での感染者確認であれば、余り緊張しない。
やはり遠く離れた東京や北海道などでの感染者確認は、申し訳ないが他人事で済まされる。
だが、さすがに隣県の福岡や広島県辺りになると少し近づいて来たかなと警戒アラームが鳴り始める。

さてコロナ・ウィルスにびくついて過ごした2020年も残り僅か。
どうぞ皆様、良いお年を。



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2020年12月19日

大衆劇場

菅内閣の支持率が大幅に急落したことで、あれほどかたくなにトラベル事業の続行を主張していた菅総理が、わずか一晩で前言を撤回する事態となった。
旅行と感染拡大の関連性のエビデンスは無い、などと強弁していたにもかかわらず、支持率急低下が判明した途端に方針を大転換。
全国のトラベル事業の年末年始の一時停止を打ち出した。

支持率の急落がショックで咄嗟に自分の保身を考えたのかも知れない。
恐らく菅総理は、人一倍政権の支持率を気にするタイプで、世論が右と言えば右、左と言えば左と世論の動向に迎合する大衆迎合主義の政治家だろう。

即ち、大衆迎合主義とは、国民の情緒や感情に訴え、世論の支持を得ようとする政治姿勢のことで、民主主義との違いは余り無いが、強いて言えば「理性と感情」のどちらに重きを置くかで区別する程度。
大衆迎合主義の特徴をネットで調べると、「極端に単純化した争点を掲げる、大衆の欲望を読んで『敵』を見つけて攻撃する」などが挙げられている。

そう言えばこの特徴、どこかで見たぞ。そうだ、15年前の小泉純一郎総理の「郵政民営化、是か非か」で争った郵政民営化選挙の戦略だ。
敵を「族議員」と呼び、民営化の戦士を「刺客」と呼び、正義(民営化)のために族議員を打ち破るという小泉劇場の構図に国民の多くが熱狂した。
この小泉劇場こそ大衆迎合主義の真骨頂だった。

さて原稿棒読み答弁の菅総理は、今からどんな大衆劇場を見せてくれるだろうか。
但し、この大衆劇場では一瞬たりとも保身で動いたら負けるルール。
正に「身命を賭した」政治家の覚悟が要る。
国民のために働く菅総理に大いに期待したい。



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2020年12月12日

メンツを捨てて

国が国として成り立つのは、国に対する国民の信頼があるからこそ。
言い尽くされた言葉だが、論語の「民信無くんば立たず」の言葉どおりだ。

コロナの感染も昨年12月8日に武漢市で初の感染者が見つかり、ちょうど一年が経過した。
その間、各国が色々な対策を打ち出し、それが奏功した国、或いは失敗した国と様々。
正に一国のリーダーの腕の見せ所。
特に評価が高いのがニュージーランドのアーダーン首相。
同国の対応を成功に導いたのは、迅速なロックダウンや、検査体制の強化、そして首相から国民への明確なコミュニケーション。
片や日本では、ロックダウンも検査体制の強化もできず、しかも国民とのコミュニケーションも上手くできていない。
その結果、第3波の拡大を抑制できず、医療崩壊の危機が現実化し、最後の手段の自衛隊に支援を求める事態を迎えている。

しかし、そんな危機的状況下でも政府はトラベル事業を全面的に停止しようとしない。
そもそも論語の「民信無くんば」の言葉は、一国のリーダーに向けての言葉だ。NZの女性首相のように毎日国民に話しかけ、国の施策を丁寧に説明する姿を目にすれば、多くの国民は勇気付けられるだろう。
正にこれが「国民に目を向けた政治」だ。
だが、残念ながら菅総理を始め今の日本政府が進める施策は、決して「国民に目を向けた」施策とは言えない。
先日の総理の記者会見でもそう感じた。
兎に角、総理には国民の生命を護るべく、他国の成功例をどんどん採り入れ、コロナ対策最優先で国を動かして欲しい。
例えば全国一斉のロックダウンやPCR検査の全国一斉実施等も、メンツを捨てて、しっかり国民に目を向けて進めて欲しい。



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2020年12月05日

なぜ生きるか

近頃、異常に自殺者が増えているとの報道。
以下、日経新聞11月23日付けの記事。
「10月の東京都医師会定例記者会見で、平川博之副会長が8月の国内自殺者数について若年層と女性が急増したと報告した。
資料によると2017〜19年の同月平均と比べ、20代未満は2倍以上増えた。
40歳未満の性別を見ると男性は356人で前年比31.4%増だが、女性は189人で前年比76.6%の大幅増という。
一般に国内での自殺は男性が7割を占め、女性が急増するのは極めて珍しい。
この点について同報告では、女性の経済的基盤の弱さも指摘した。
『労働力調査』の20年7〜9月期平均と前年同期を比較すると、非正規職員数は125万人減だが、内訳は女性が79万人と多い。
背景には観光・宿泊・飲食業など『非正規女性職員』が多い業種の休業や減収が考えられる」。

確かに、コロナ禍による多種多様な自粛要請の影響は、いつの間にか多くの人を過呼吸状態に追い込み、半ば窒息させてしまう程の怖さがある。
そんな人間の脆弱さを改めて考えることも大切だ。

そこで、人生の意味の問題を生涯を通して追い続けた精神科医V.E.フランクル氏の登場。ナチスの強制収容所で4年間を生き抜き、名著「夜と霧」を著した。
「なぜ生きるかを知っている者は、どのように生きることにも耐える」のニーチェの格言を引用しながら、人は「なぜ自分が生きているのか」に気がつくことで、どんなに過酷な環境でも生き抜くことができるとフランクル氏は教える。
自身の未来の目的を明確に示すことのできる人こそ、人生のどんな逆境にも克てると。

自分の人生、何か大事な仕残したことは、本当に無いか?



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