2022年03月
2022年03月26日
自由と団結
軍事大国ロシアを相手に自分の国を護るため、ひるまず命懸けで戦うウクライナの国民。
彼らは自分たちの家族や国、そして自由と独立を護るために戦っている。
一方我が国では、年金生活者の生活の足しにと、年金の年間減額分一人5千円を国民に支給しようとするアリガタイ政治家たちが居る。
これは夏の参院選挙を有利に進める為ではなく、生活が苦しい国民の為。
しかし、果たして国民が喜ぶだろうか。
勿論この5千円支給を発案した自民・公明両党の政治家は、当然国民は賛同してくれると考えただろうが、実際は66%(共同通信世論調査)の国民は「適切でない」と回答している。
これこそ、日本の政治家の多くが、国民目線を見失っているエビデンス(証拠)と言えるのではないか。
この支給案が実施されると、対象者は2600万人で1300億円の財源が必要になり、加えて支給に係る事務的経費も別途700億円必要になるそうだ。
合計で2000億円の支出。
5千円を配って、何の意味があるのか。
年金生活者イコール生活困窮者ではない。
本当に生活に困っている人を支援するおカネに回して欲しい。
おそらくこれから世界的なインフレと不景気で国民の生活が徐々に厳しくなるだろう。
ロシアに対する欧米や日本の経済制裁が、自国にも跳ね返ってくるからだ。
それでも日本国民の67%の人が、「ロシアに対する制裁は継続すべき」と考えており(朝日新聞世論調査)、日本政府の制裁を肯定している。
それにしても中々終息しないコロナ禍とロシアの侵略戦争という二つの大きな難関を私たちはどう乗り越えて行けるのか。
改めて自由と平等を基軸とする西側諸国の団結が求められている。
まんわ経営労務ホームページ
https://www.manwa55.net/
彼らは自分たちの家族や国、そして自由と独立を護るために戦っている。
一方我が国では、年金生活者の生活の足しにと、年金の年間減額分一人5千円を国民に支給しようとするアリガタイ政治家たちが居る。
これは夏の参院選挙を有利に進める為ではなく、生活が苦しい国民の為。
しかし、果たして国民が喜ぶだろうか。
勿論この5千円支給を発案した自民・公明両党の政治家は、当然国民は賛同してくれると考えただろうが、実際は66%(共同通信世論調査)の国民は「適切でない」と回答している。
これこそ、日本の政治家の多くが、国民目線を見失っているエビデンス(証拠)と言えるのではないか。
この支給案が実施されると、対象者は2600万人で1300億円の財源が必要になり、加えて支給に係る事務的経費も別途700億円必要になるそうだ。
合計で2000億円の支出。
5千円を配って、何の意味があるのか。
年金生活者イコール生活困窮者ではない。
本当に生活に困っている人を支援するおカネに回して欲しい。
おそらくこれから世界的なインフレと不景気で国民の生活が徐々に厳しくなるだろう。
ロシアに対する欧米や日本の経済制裁が、自国にも跳ね返ってくるからだ。
それでも日本国民の67%の人が、「ロシアに対する制裁は継続すべき」と考えており(朝日新聞世論調査)、日本政府の制裁を肯定している。
それにしても中々終息しないコロナ禍とロシアの侵略戦争という二つの大きな難関を私たちはどう乗り越えて行けるのか。
改めて自由と平等を基軸とする西側諸国の団結が求められている。
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2022年03月19日
私利私欲
何故プーチン一人を止められないのだろう。
今や専制主義国と民主主義国の戦いとも言える状況を呈して来た。かつて終戦間近の昭和20年8月9日、旧ソ連は日ソ中立条約を突然破って参戦。
日本の領土の北方四島を奪い、また終戦により武装解除された日本兵の多く(57万5千人)を労働力としてシベリア等で抑留した。
そして、その過酷な抑留生活で日本兵約6万人が亡くなった。
以前もこの話を書かせて頂いたが、私の伯父も抑留による犠牲者の一人で、抑留地はシベリアでなく、カザフスタンだったことが後日判明している。
さて今のロシアは、スターリン時代のソ連と余り変わらない印象を受けるが、黒を白と言いくるめるぐらいロシアの権力者には簡単な話で、そんな国に義(正しいこと)を期待するのが、そもそも無理な話かも知れない。
論語に「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」という言葉がある。
即ち、君子はまず先に義を考えるが、小人はまっ先に利を考える、という意味。
人間的にどちらが信用されるかと言えば、勿論義から考える人。
常に利を先に考える人は、周囲からの信用は得られない(参照:井原隆一著「論語を読む」)。
さらに論語にはこんな訓えもある。
ある時、季康子が多発する犯罪を心配して孔子に伺いを立てたところ、孔子曰く「あなたご自身の欲望を抑えることが第一です。私利私欲にとらわれない権力者のもとでは、賞金をやると言われても罪を犯す者はいなくなる」と。
これは現代の国や企業にも言える。
個人的な支出を公費・経費で処理する公私混同ほど、組織を腐らすものはない。
この二つの論語の言葉こそ、ロシアと中国の権力者たちに贈りたい。
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https://www.manwa55.net/
今や専制主義国と民主主義国の戦いとも言える状況を呈して来た。かつて終戦間近の昭和20年8月9日、旧ソ連は日ソ中立条約を突然破って参戦。
日本の領土の北方四島を奪い、また終戦により武装解除された日本兵の多く(57万5千人)を労働力としてシベリア等で抑留した。
そして、その過酷な抑留生活で日本兵約6万人が亡くなった。
以前もこの話を書かせて頂いたが、私の伯父も抑留による犠牲者の一人で、抑留地はシベリアでなく、カザフスタンだったことが後日判明している。
さて今のロシアは、スターリン時代のソ連と余り変わらない印象を受けるが、黒を白と言いくるめるぐらいロシアの権力者には簡単な話で、そんな国に義(正しいこと)を期待するのが、そもそも無理な話かも知れない。
論語に「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」という言葉がある。
即ち、君子はまず先に義を考えるが、小人はまっ先に利を考える、という意味。
人間的にどちらが信用されるかと言えば、勿論義から考える人。
常に利を先に考える人は、周囲からの信用は得られない(参照:井原隆一著「論語を読む」)。
さらに論語にはこんな訓えもある。
ある時、季康子が多発する犯罪を心配して孔子に伺いを立てたところ、孔子曰く「あなたご自身の欲望を抑えることが第一です。私利私欲にとらわれない権力者のもとでは、賞金をやると言われても罪を犯す者はいなくなる」と。
これは現代の国や企業にも言える。
個人的な支出を公費・経費で処理する公私混同ほど、組織を腐らすものはない。
この二つの論語の言葉こそ、ロシアと中国の権力者たちに贈りたい。
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2022年03月12日
塗炭の苦しみ
ロシアのウクライナ侵攻で、コロナもパラリンピックも吹っ飛んでしまった感がある。
連日新聞やテレビで報道される生々しい戦争の「現実」に翻弄される。
それにしても何も罪の無い子どもたちが、戦火の中でおびえる姿は胸に深く刺さって来る。
中国古典の書経を由来とする「塗炭の苦しみをなめる」という言葉、泥や火の中にいるような、ひどい苦しみを味わうという意味だが、今正にウクライナの人々が味わっている苦しみだ。
果たしてここに在るのは、人類の進化などではなく、真逆な人類の退化した姿としか思えないのだ。
そもそも国家の名の下では「殺人」も正当化されるとはよく言われるが、今目の前で行なわれている、他国へ土足で踏み込んでの「殺人」行為が、とてもとても正当化できるとは思えない。
それにしても時を経るごとに人間性は高まるものと、皆のんきに考えていただろうが、時を経るごとに確実に進化するのは、人間の作り出す科学技術の進化のみだった。
また、その進化により20世紀の戦争と21世紀の戦争の違いがどこにあるのか。
勿論無人戦闘機の導入や銃火器の進化も大きいだろうが、一番大きな違いは、戦闘中の現場の様子をLIVE映像で伝えるIT技術の進化ではなかろうか。
お陰でロシア側の虚言をすぐに見抜くこともできるし、戦争犯罪の認定も精度が増している。
論語に「その身正しければ、令せずして行なわれる」という言葉がある。
意味は「君主が倫理を尽くし、言動を慎んで、その身が正しければ、命令して民を動かそうとしなくても民自ら感化して善におもむく」という意味だ(渋沢栄一:論語の読み方)。
この戦争、どちらに大義が在るか明らかなはず。
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連日新聞やテレビで報道される生々しい戦争の「現実」に翻弄される。
それにしても何も罪の無い子どもたちが、戦火の中でおびえる姿は胸に深く刺さって来る。
中国古典の書経を由来とする「塗炭の苦しみをなめる」という言葉、泥や火の中にいるような、ひどい苦しみを味わうという意味だが、今正にウクライナの人々が味わっている苦しみだ。
果たしてここに在るのは、人類の進化などではなく、真逆な人類の退化した姿としか思えないのだ。
そもそも国家の名の下では「殺人」も正当化されるとはよく言われるが、今目の前で行なわれている、他国へ土足で踏み込んでの「殺人」行為が、とてもとても正当化できるとは思えない。
それにしても時を経るごとに人間性は高まるものと、皆のんきに考えていただろうが、時を経るごとに確実に進化するのは、人間の作り出す科学技術の進化のみだった。
また、その進化により20世紀の戦争と21世紀の戦争の違いがどこにあるのか。
勿論無人戦闘機の導入や銃火器の進化も大きいだろうが、一番大きな違いは、戦闘中の現場の様子をLIVE映像で伝えるIT技術の進化ではなかろうか。
お陰でロシア側の虚言をすぐに見抜くこともできるし、戦争犯罪の認定も精度が増している。
論語に「その身正しければ、令せずして行なわれる」という言葉がある。
意味は「君主が倫理を尽くし、言動を慎んで、その身が正しければ、命令して民を動かそうとしなくても民自ら感化して善におもむく」という意味だ(渋沢栄一:論語の読み方)。
この戦争、どちらに大義が在るか明らかなはず。
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2022年03月05日
ウクライナ
ウクライナ支援の募金(ウクライナ日本大使館口座)が、わずか5日で6万件、20億円を超えたそうだ。
報道でウクライナの人々の惨禍を知ると、何か自分でも支援ができないか、という気持ちになって来る。
中には義勇兵としてウクライナに行くことを申し出た日本人もいるとのこと。
正に今の状況は、ロシアの理不尽な攻撃に対し、果敢に抵抗するウクライナに、間違いなく大義は在る。
しかし、かつて中国前漢の武帝の時代に、正道を正道と主張したため、刑に処せられた司馬遷は、自らの手で人間の正しい歴史を残そうと、あらゆる屈辱に耐えて「史記」を書き残した。
その司馬遷でさえ「天道は是か非か」と大いに疑問を抱いたが、結局後世の人々が司馬遷の是を認めている(ウィキペディア参照)。
さて、このたびのロシアの蛮行について、誰が考えても「是とする」ことは無いと思えるのだが、万が一ロシアの強力な軍事力を前に、ウクライナが降伏することも無きにしもあらずだ。
その場合も、天はロシアを是としたと早まって落胆しないこと。
今や、世界中の人々の魂から湧き出る共感は、もはや「天」でさえその勢いを停めることはできないだろう。
加えて今回のロシアのウクライナ侵攻は、政治家のリーダーシップのあるべき姿を教えてくれる。
即ち、リーダーたる者、先ず自分の身を護ることを考えるのではなく、「キャプテン・ラスト」の言葉のとおり、最後まで国に留まり、自国民を守るために指揮すること。
それが、今正にウクライナの大統領が実践している姿だ。
【追伸:ウクライナ大使館の募金口座:三菱UFJ銀行 広尾支店 普通0972597 エンバシーオブウクライナ】
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https://www.manwa55.net/
報道でウクライナの人々の惨禍を知ると、何か自分でも支援ができないか、という気持ちになって来る。
中には義勇兵としてウクライナに行くことを申し出た日本人もいるとのこと。
正に今の状況は、ロシアの理不尽な攻撃に対し、果敢に抵抗するウクライナに、間違いなく大義は在る。
しかし、かつて中国前漢の武帝の時代に、正道を正道と主張したため、刑に処せられた司馬遷は、自らの手で人間の正しい歴史を残そうと、あらゆる屈辱に耐えて「史記」を書き残した。
その司馬遷でさえ「天道は是か非か」と大いに疑問を抱いたが、結局後世の人々が司馬遷の是を認めている(ウィキペディア参照)。
さて、このたびのロシアの蛮行について、誰が考えても「是とする」ことは無いと思えるのだが、万が一ロシアの強力な軍事力を前に、ウクライナが降伏することも無きにしもあらずだ。
その場合も、天はロシアを是としたと早まって落胆しないこと。
今や、世界中の人々の魂から湧き出る共感は、もはや「天」でさえその勢いを停めることはできないだろう。
加えて今回のロシアのウクライナ侵攻は、政治家のリーダーシップのあるべき姿を教えてくれる。
即ち、リーダーたる者、先ず自分の身を護ることを考えるのではなく、「キャプテン・ラスト」の言葉のとおり、最後まで国に留まり、自国民を守るために指揮すること。
それが、今正にウクライナの大統領が実践している姿だ。
【追伸:ウクライナ大使館の募金口座:三菱UFJ銀行 広尾支店 普通0972597 エンバシーオブウクライナ】
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