2022年04月
2022年04月30日
市議選
萩市議会議員選挙が終わった。
投票率が前回より4%も下がって57.87%、2005年の市町村合併以降最低の投票率だそうだ。
ちなみに4年前の投票者数は25,858人で、今回はそれより3,491人も少ない22,367人。
一方、ご当地の人口減少は、1年間でほぼ900人、4年間で3,600人減の計算になり、ちょうど投票者数の減った数字と合うが、人口減と投票率とは関係が無さそうだ。
おそらく主な理由は、コロナ感染とウクライナの戦争ではないか。
例えば、コロナの感染状況もご当地では、昨年まで一桁台の感染者数だったのが、今年に入ってオミクロン株感染で急増し、連日10人以上の感染者がカウントされる日が続く。
都市部では減っているのに地方では増える傾向が、そのままご当地でも表われている。
高齢者にしてみれば、安全のため人ごみは避ける。
加えて連日ウクライナの悲惨な状況を目にしていると、「市会議員の選挙どころじゃない」という気持ちになるのも肯ける。
そして候補者の側も、選挙運動でどんどん廻るという活動も自粛して、中々思うように運動が出来なかっただろう。
しかも今回の選挙は、萩市議会懸案の争点も目立たずに、低調な選挙運動に終始した7日間だったのでは。
これも私が歳を取った所為かも知れないが、市議会の機能が年々進化するどころか、かえって退化しているように感じている。
議会の顔ぶれも少し変わったところで、改めて「人口減少」により消えゆく「維新胎動の地」萩市の20年後(私の予測では人口が2万3千人まで減る)が、いかにあるべきかを真剣に議論し、ご当地の「最大多数の最大幸福」を実現して欲しい。
まんわ経営労務ホームページ
https://www.manwa55.net/
投票率が前回より4%も下がって57.87%、2005年の市町村合併以降最低の投票率だそうだ。
ちなみに4年前の投票者数は25,858人で、今回はそれより3,491人も少ない22,367人。
一方、ご当地の人口減少は、1年間でほぼ900人、4年間で3,600人減の計算になり、ちょうど投票者数の減った数字と合うが、人口減と投票率とは関係が無さそうだ。
おそらく主な理由は、コロナ感染とウクライナの戦争ではないか。
例えば、コロナの感染状況もご当地では、昨年まで一桁台の感染者数だったのが、今年に入ってオミクロン株感染で急増し、連日10人以上の感染者がカウントされる日が続く。
都市部では減っているのに地方では増える傾向が、そのままご当地でも表われている。
高齢者にしてみれば、安全のため人ごみは避ける。
加えて連日ウクライナの悲惨な状況を目にしていると、「市会議員の選挙どころじゃない」という気持ちになるのも肯ける。
そして候補者の側も、選挙運動でどんどん廻るという活動も自粛して、中々思うように運動が出来なかっただろう。
しかも今回の選挙は、萩市議会懸案の争点も目立たずに、低調な選挙運動に終始した7日間だったのでは。
これも私が歳を取った所為かも知れないが、市議会の機能が年々進化するどころか、かえって退化しているように感じている。
議会の顔ぶれも少し変わったところで、改めて「人口減少」により消えゆく「維新胎動の地」萩市の20年後(私の予測では人口が2万3千人まで減る)が、いかにあるべきかを真剣に議論し、ご当地の「最大多数の最大幸福」を実現して欲しい。
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2022年04月23日
ゴールド高騰
金(ゴールド)の価格がうなぎ登りだ。
2月11日には7,546円/gだったのが、わずか2カ月で8,929円/g(4/16日:田中貴金属 店頭小売価格)と1,400円近く上がった。
近々1万円/gを超え、2年後の2024年には3万円/gまで上がると予測するのが金融評論家の副島隆彦氏だ(同氏著書「目の前に迫り来る大暴落」)。
そもそも副島氏が著書で株価の大暴落を予測したのは、コロナ対策に追われる先進国の経済的疲弊を主な背景としていた。
しかし、その時点では誰一人ロシアのウクライナ侵攻を想定していなかった。
それなのに株価がどんどん下落し、金価格がどんどん上がって行く。
さらに日本では、円の価格がどんどん安くなって行く。
正に金価格が上がる条件は、充分そろっていると言えるのではないか。そして円安も、今の126円からもっと下がり、130円台まで下がると言われている。
しかもロシアに対する経済制裁が、欧米や日本への返り血となることも考えられ、原材料の輸入に頼る日本経済が、さらに苦戦を強いられるのは確かだろう。
私事だが、学校卒業後、地元の信金の採用面接で、役員の一人から「君は今の円高をどう思うか」と尋ねられたので、「円高なら輸入品が安くなるので、個人生活の面ではありがたい」と答えたところ、「そうか、君は法学部だから経済のことは不得手かな」と半分バカにされたことを覚えている。果たして今でも私の答えは間違っていたとは思えないのだが、一言で言えば、円高とは「円の価値が上がること」であり、円安とは「円の価値が下がること」と理解している。
だから円安になればおカネがゴールドに移動する訳だ。
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近々1万円/gを超え、2年後の2024年には3万円/gまで上がると予測するのが金融評論家の副島隆彦氏だ(同氏著書「目の前に迫り来る大暴落」)。
そもそも副島氏が著書で株価の大暴落を予測したのは、コロナ対策に追われる先進国の経済的疲弊を主な背景としていた。
しかし、その時点では誰一人ロシアのウクライナ侵攻を想定していなかった。
それなのに株価がどんどん下落し、金価格がどんどん上がって行く。
さらに日本では、円の価格がどんどん安くなって行く。
正に金価格が上がる条件は、充分そろっていると言えるのではないか。そして円安も、今の126円からもっと下がり、130円台まで下がると言われている。
しかもロシアに対する経済制裁が、欧米や日本への返り血となることも考えられ、原材料の輸入に頼る日本経済が、さらに苦戦を強いられるのは確かだろう。
私事だが、学校卒業後、地元の信金の採用面接で、役員の一人から「君は今の円高をどう思うか」と尋ねられたので、「円高なら輸入品が安くなるので、個人生活の面ではありがたい」と答えたところ、「そうか、君は法学部だから経済のことは不得手かな」と半分バカにされたことを覚えている。果たして今でも私の答えは間違っていたとは思えないのだが、一言で言えば、円高とは「円の価値が上がること」であり、円安とは「円の価値が下がること」と理解している。
だから円安になればおカネがゴールドに移動する訳だ。
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2022年04月16日
敵基地攻撃能力
ある時、弟子の子貢が孔子に尋ねた。
「政治はいかにあるべきか」と。
それに対し孔子は
「食糧を十分にし、軍備を十分にし、人民に信頼してもらうことだ」と。
さらに弟子が尋ねた。
「どうしても、止むを得ず捨てるなら、この三つのうちどれを捨てますか」と。
孔子曰く
「先ずは軍備を捨てよ、そしてさらに捨てるとしたら食糧を捨てよ」と。
「古来から人はみな死ぬ定めにあるが、人民に信頼がなければ(国家は)成立しないのだから」と答えた(参照:「大人の古典入門」)。
さて我が国の政治はどうだろう。
今回のロシアの侵略戦争を見て、「明日は我が身」と感じたのか、日本の防衛力をもっと強化すべきと主張する人が増えて来た。
前総理の安倍信三氏を筆頭に「敵基地攻撃能力を高める」論者の声が大きくなっている。
安倍元総理はそれどころか、敵の中枢攻撃までターゲットを拡大せよとの論だ。
もはや憲法第9条を飛び越えた発言である。
それにしてもウクライナの徹底抗戦は、結果的に民間の人々にも甚大な被害が生じている。
首都キーウ周辺の村々で多くの民間人が犠牲になっている。
果たしてこのまま抗戦を続けるのが国民のためになるのか、疑問を呈する人も居る。
しかし、それでも抗戦を続けるのは、自分の大切な家族や思い出の詰まった国土を護ることは、自分の命を護ること以上に大切との思いからだろう。
それが「愛国心」であり、且つ国家を信頼するということ。
ゆえに国家を信頼できなくなったら国家は成立しない。
「民無信不立」(民に信無くんば立たず)。
為政者が保身のために嘘で塗り固めた国家が、人民に信頼されるはずもなく、いずれは国家崩壊の途を辿るのは自然の摂理だ。
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「政治はいかにあるべきか」と。
それに対し孔子は
「食糧を十分にし、軍備を十分にし、人民に信頼してもらうことだ」と。
さらに弟子が尋ねた。
「どうしても、止むを得ず捨てるなら、この三つのうちどれを捨てますか」と。
孔子曰く
「先ずは軍備を捨てよ、そしてさらに捨てるとしたら食糧を捨てよ」と。
「古来から人はみな死ぬ定めにあるが、人民に信頼がなければ(国家は)成立しないのだから」と答えた(参照:「大人の古典入門」)。
さて我が国の政治はどうだろう。
今回のロシアの侵略戦争を見て、「明日は我が身」と感じたのか、日本の防衛力をもっと強化すべきと主張する人が増えて来た。
前総理の安倍信三氏を筆頭に「敵基地攻撃能力を高める」論者の声が大きくなっている。
安倍元総理はそれどころか、敵の中枢攻撃までターゲットを拡大せよとの論だ。
もはや憲法第9条を飛び越えた発言である。
それにしてもウクライナの徹底抗戦は、結果的に民間の人々にも甚大な被害が生じている。
首都キーウ周辺の村々で多くの民間人が犠牲になっている。
果たしてこのまま抗戦を続けるのが国民のためになるのか、疑問を呈する人も居る。
しかし、それでも抗戦を続けるのは、自分の大切な家族や思い出の詰まった国土を護ることは、自分の命を護ること以上に大切との思いからだろう。
それが「愛国心」であり、且つ国家を信頼するということ。
ゆえに国家を信頼できなくなったら国家は成立しない。
「民無信不立」(民に信無くんば立たず)。
為政者が保身のために嘘で塗り固めた国家が、人民に信頼されるはずもなく、いずれは国家崩壊の途を辿るのは自然の摂理だ。
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2022年04月09日
70年後
昨日、車で走行中に見かけたちびっ子のグループは、近くの保育園の2歳前後の園児たちと思うが、ぞろぞろ20人くらいで歩道を歩いていた。
続いて今日も、今度は年長の園児たちと思われるちびっ子がやはり20人くらい、保育士の先生に引率されて歩いていた。
ちょうど街並みの桜も満開で、いわゆるお花見がてらの「お散歩」だろうか。
それにしても近頃余り明るい話題に接することが無かったので、満開の桜と併せ、久し振りに幼児を見かけほっこりした気持ちにさせてもらった。
ただし、それもつかの間で、どうしてもロシア軍に攻撃されるウクライナの惨状が頭に浮かんでくる。
目の前を歩くちびっ子たちの姿とウクライナの戦禍で悲惨な環境に置かれている子どもたちをついつい比べてしまう。
片や命も危険にさらされる子どもたちと同じ子どもが、日本では平和に楽しい散歩ができるのに、片やウクライナでは言葉に尽くし難い悲惨な目に遭っている現実。
正に世の中の不平等と不条理さ。
こんなことがあって良いはずがない。
誰かの言葉だが、「人間は楽しむために生まれてきた」のに、なぜ苦しみながら死んで行かねばならないのか。
77年前の世界大戦で、二度と戦火は交えないと世界は誓ったはずだ。
ベトナムには「戦争は70年ごとに繰り返される」という訓えがあるそうだ。
なぜなら前の戦争から70年を経過すると、戦争経験者がいなくなり、戦争の悲惨さを体験した人が居なくなるから。
今、前の大戦から77年が経過。
今回の侵略戦争を仕掛けたのは、69歳のロシアのプーチン。
戦争の悲惨さを自ら経験したことの無い世代だ。
略奪、レイプ、虐殺。いつも戦争は人を狂わす。
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続いて今日も、今度は年長の園児たちと思われるちびっ子がやはり20人くらい、保育士の先生に引率されて歩いていた。
ちょうど街並みの桜も満開で、いわゆるお花見がてらの「お散歩」だろうか。
それにしても近頃余り明るい話題に接することが無かったので、満開の桜と併せ、久し振りに幼児を見かけほっこりした気持ちにさせてもらった。
ただし、それもつかの間で、どうしてもロシア軍に攻撃されるウクライナの惨状が頭に浮かんでくる。
目の前を歩くちびっ子たちの姿とウクライナの戦禍で悲惨な環境に置かれている子どもたちをついつい比べてしまう。
片や命も危険にさらされる子どもたちと同じ子どもが、日本では平和に楽しい散歩ができるのに、片やウクライナでは言葉に尽くし難い悲惨な目に遭っている現実。
正に世の中の不平等と不条理さ。
こんなことがあって良いはずがない。
誰かの言葉だが、「人間は楽しむために生まれてきた」のに、なぜ苦しみながら死んで行かねばならないのか。
77年前の世界大戦で、二度と戦火は交えないと世界は誓ったはずだ。
ベトナムには「戦争は70年ごとに繰り返される」という訓えがあるそうだ。
なぜなら前の戦争から70年を経過すると、戦争経験者がいなくなり、戦争の悲惨さを体験した人が居なくなるから。
今、前の大戦から77年が経過。
今回の侵略戦争を仕掛けたのは、69歳のロシアのプーチン。
戦争の悲惨さを自ら経験したことの無い世代だ。
略奪、レイプ、虐殺。いつも戦争は人を狂わす。
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2022年04月02日
自由の女神
ロシア軍の戦車に付けられた「Z」の文字、一体これは何だろうと不思議に思い、ネットで調べてみた。
スポーツ界でもロシアの選手が、胸にこの「Z」を付けて問題になっている。
そもそも、この「Z」の文字を見かけるようになったのは、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まってからだが、特に公式なモノでは無いようだ。
「Z」を「Za pobedy」(勝利)と解釈する人もいるようだが、正確な意味は分からない。
しかし、このシンボルはロシアの新しい国民的なシンボルとして定着しそうだ。
それにしても「Z」の文字を見て、何か連想しないだろうか。
そう、あのナチスの「卐」(右まんじ・逆鉤十字)を思い起こす(ネット上でも話題に)。
また日本では「卍」(左まんじ)は、お寺を示す地図の記号として多く使われ、仏教や西洋では、この「卍」は幸運を意味するものとして古来使用されていたそうだ。
それをナチスは戦争のシンボルや国旗で使うようになった訳だ。
今でもこの「卐」(右まんじ)を見ると多くの人は嫌悪感を抱く。
恐らくこの「Z」も、いずれそれに近い嫌われ者になるのだろう。
さて一方の西側諸国を代表するアメリカが最も大事にしたいのが「自由」とそれに伴う「民主主義」。
それを象徴するのがニューヨーク港内リバティー島にある自由の女神像だ。
米国の独立100周年を記念してフランス国民が贈呈したもので、1886年に落成。正式名は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」で、右手にたいまつ、左手に独立宣言書を持つ(デジタル大辞泉参照)。
自由の女神も今や136歳、それでもまだまだ女神の役目は終わらない。
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スポーツ界でもロシアの選手が、胸にこの「Z」を付けて問題になっている。
そもそも、この「Z」の文字を見かけるようになったのは、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まってからだが、特に公式なモノでは無いようだ。
「Z」を「Za pobedy」(勝利)と解釈する人もいるようだが、正確な意味は分からない。
しかし、このシンボルはロシアの新しい国民的なシンボルとして定着しそうだ。
それにしても「Z」の文字を見て、何か連想しないだろうか。
そう、あのナチスの「卐」(右まんじ・逆鉤十字)を思い起こす(ネット上でも話題に)。
また日本では「卍」(左まんじ)は、お寺を示す地図の記号として多く使われ、仏教や西洋では、この「卍」は幸運を意味するものとして古来使用されていたそうだ。
それをナチスは戦争のシンボルや国旗で使うようになった訳だ。
今でもこの「卐」(右まんじ)を見ると多くの人は嫌悪感を抱く。
恐らくこの「Z」も、いずれそれに近い嫌われ者になるのだろう。
さて一方の西側諸国を代表するアメリカが最も大事にしたいのが「自由」とそれに伴う「民主主義」。
それを象徴するのがニューヨーク港内リバティー島にある自由の女神像だ。
米国の独立100周年を記念してフランス国民が贈呈したもので、1886年に落成。正式名は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」で、右手にたいまつ、左手に独立宣言書を持つ(デジタル大辞泉参照)。
自由の女神も今や136歳、それでもまだまだ女神の役目は終わらない。
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