2021年02月
2021年02月27日
返報性のわな
そもそも人間社会には「返報性のルール」という強いオキテがある。
「このルールがあるために、親切や贈り物、招待などを受けると、将来お返しをせずにはいられない気持ちになる。他人からこうした恩恵を受けると何か借りができたように感じてしまうのが普通なのだ(R.B.チャルディーニ著「影響力の武器」引用)」。
「受けた恩義は必ず報いなければならない」のが人間の性、これを「返報性のルール」と呼ぶ。
さてこの返報性のルールを熟知した上か否か、菅総理の長男による総務省幹部への「饗応接待」。
我も我もと接待を受けた官僚が、名乗り出てくる。
今のところ13人で39回だそうだ。
中でも野党が注目したのが、元総務審議官で現在内閣広報官の山田真貴子さんだ。
何と山田元審議官への饗応の飲食の値段が、一人当たり7万4203円。
辻元議員も驚いた。
辻元氏いわく、「どんなところに行っているんやろね。びっくりしたわ。こんな高いご飯、下心がなかったらおごらないと思う」。
この一連の饗応接待が公務員倫理規程に違反する行為であり、或いは贈収賄の犯罪行為に該当する恐れがあると見られてもおかしくない。
しかし、お役人への饗応接待が、令和の時代でも綿々と続いていた訳だ。
まるでテレビ時代劇の悪代官と商人のやり取り「お前もワルやのう」を彷彿とさせる。
これで当分ワイドショーでは、7万4203円の饗応で盛り上がりそう。
しかし、接待された総務省側は、接待を受けたことで行政をゆがめた事実はないと抗弁しているが、頭脳明晰なキャリア官僚でも抗えないのが「返報性のルール」だ。
即ち、借りは返すのが人間社会のオキテ。
7万4203円、安いか高いか。(記2/23)
まんわ経営労務ホームページ
https://www.manwa55.net/
「このルールがあるために、親切や贈り物、招待などを受けると、将来お返しをせずにはいられない気持ちになる。他人からこうした恩恵を受けると何か借りができたように感じてしまうのが普通なのだ(R.B.チャルディーニ著「影響力の武器」引用)」。
「受けた恩義は必ず報いなければならない」のが人間の性、これを「返報性のルール」と呼ぶ。
さてこの返報性のルールを熟知した上か否か、菅総理の長男による総務省幹部への「饗応接待」。
我も我もと接待を受けた官僚が、名乗り出てくる。
今のところ13人で39回だそうだ。
中でも野党が注目したのが、元総務審議官で現在内閣広報官の山田真貴子さんだ。
何と山田元審議官への饗応の飲食の値段が、一人当たり7万4203円。
辻元議員も驚いた。
辻元氏いわく、「どんなところに行っているんやろね。びっくりしたわ。こんな高いご飯、下心がなかったらおごらないと思う」。
この一連の饗応接待が公務員倫理規程に違反する行為であり、或いは贈収賄の犯罪行為に該当する恐れがあると見られてもおかしくない。
しかし、お役人への饗応接待が、令和の時代でも綿々と続いていた訳だ。
まるでテレビ時代劇の悪代官と商人のやり取り「お前もワルやのう」を彷彿とさせる。
これで当分ワイドショーでは、7万4203円の饗応で盛り上がりそう。
しかし、接待された総務省側は、接待を受けたことで行政をゆがめた事実はないと抗弁しているが、頭脳明晰なキャリア官僚でも抗えないのが「返報性のルール」だ。
即ち、借りは返すのが人間社会のオキテ。
7万4203円、安いか高いか。(記2/23)
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2021年02月20日
二流政治
ワクチン接種が始まった。
日本の住民を対象に進めて行く計画で、コロナ退治の唯一の攻撃的武器とも言える。
しかし、ロシアも中国も自前のワクチン生産でコロナ退治を進めているが、技術立国を標榜する日本が、独自に開発出来ないのも非常に情けない。
英国や米国では一足先に接種が始まっているのに、G7の先進国の中でも一番遅れているのが日本。
「日本は東アジアでは人口あたりの感染者と死者が最も多く、経済ダメージはアジアで最大。
希望者にPCR検査もできず、国産ワクチンも開発できていない。これは政治の失敗、人災である」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏)。
とにかく一日も早く全住民への接種を完了し、コロナ退治を完結して欲しい。
それにしても日本は同時にオリンピック開催国の重責も担う。
森会長の辞任騒動で改めて日本の後進性を世界に印象付けたが、そもそも何故組織委員会のトップに政治家を持って来たのか。
企業に顔が効くし、自民党政府にも顔が効くからというのが主な理由だろうが、その結果日本の女性差別の実態を世界から嘲笑される羽目になった。
かつて日本は「経済一流、政治は二流」と言われていた。
恐らくグローバルにビジネスを展開する日本の大手企業では、常に「世界標準」と照らし合わせて、対応しているに違いない。
正にオリンピックを運営するスタッフには常にグローバルな視点を持った人を配置する必要がある。
それを安易に元総理という政治家をトップに持って来たがために大きな失態。
政治家を据えれば重しになると考えるのが日本流の安易さ。
差別は勿論NGだが、会の運営を政治家に頼る習性も考え物。
まさか、次も政治家か。
まんわ経営労務ホームページ
https://www.manwa55.net/
日本の住民を対象に進めて行く計画で、コロナ退治の唯一の攻撃的武器とも言える。
しかし、ロシアも中国も自前のワクチン生産でコロナ退治を進めているが、技術立国を標榜する日本が、独自に開発出来ないのも非常に情けない。
英国や米国では一足先に接種が始まっているのに、G7の先進国の中でも一番遅れているのが日本。
「日本は東アジアでは人口あたりの感染者と死者が最も多く、経済ダメージはアジアで最大。
希望者にPCR検査もできず、国産ワクチンも開発できていない。これは政治の失敗、人災である」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏)。
とにかく一日も早く全住民への接種を完了し、コロナ退治を完結して欲しい。
それにしても日本は同時にオリンピック開催国の重責も担う。
森会長の辞任騒動で改めて日本の後進性を世界に印象付けたが、そもそも何故組織委員会のトップに政治家を持って来たのか。
企業に顔が効くし、自民党政府にも顔が効くからというのが主な理由だろうが、その結果日本の女性差別の実態を世界から嘲笑される羽目になった。
かつて日本は「経済一流、政治は二流」と言われていた。
恐らくグローバルにビジネスを展開する日本の大手企業では、常に「世界標準」と照らし合わせて、対応しているに違いない。
正にオリンピックを運営するスタッフには常にグローバルな視点を持った人を配置する必要がある。
それを安易に元総理という政治家をトップに持って来たがために大きな失態。
政治家を据えれば重しになると考えるのが日本流の安易さ。
差別は勿論NGだが、会の運営を政治家に頼る習性も考え物。
まさか、次も政治家か。
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2021年02月13日
失敗の本質
近頃疑問に思っていることがある。
コロナ・ワクチンの値段は一回当たりいくらなのか。
国内のニュースでは、国が6,000万回分確保とか1億3,000万回分確保とか報じられているが、ワクチンの契約金額は一切報じられないし、ワイドショーでも誰も値段のことは口にしない。
色々調べると、日医on-lineニュースの1月5日の記事に、ワクチン代を除いた接種費用は1回当り2,070円という記事が出ていた。
しかし、ここでもワクチン代は明らかにされていない。
しかし、税金で賄う以上、国民には知らせても良いのではないかと思うが。
そしてもう一つ疑問は、国民に様々な場面で行動の自粛を求め、コロナ対策を進めながら、効果が見えなくても誰も責任を取らないのは何故か。
ダイヤモンド・プリンセス号対応然り、アベノマスク対応然り、出入国禁止対応然り、GoToトラベル然り、その他etc.。
失敗しても誰も責任を取らない。
即ち、上は責任を取らず、下に責任を取らせる組織体質。
前の大戦から変わっていないようだ。
ここら辺りの詳細は、1984年5月刊行の名著「失敗の本質〜日本軍の組織論的研究」でも指摘されている。
「上がアホやから」では済まないのだ。
「いかなる軍事上の作戦においても、そこには明確な戦略ないし作戦目的が存在しなければならない。目的のあいまいな作戦は、必ず失敗する(中略)。本来、明確な統一的目的なくして作戦はないはずである。ところが、日本軍では、こうしたありうべからざることがしばしば起こった」(文庫版、P268)。
その場しのぎで確たる戦略が見えない日本。
同じ失敗を何度も繰り返す。
やはり愚者か。
まんわ経営労務ホームページ
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コロナ・ワクチンの値段は一回当たりいくらなのか。
国内のニュースでは、国が6,000万回分確保とか1億3,000万回分確保とか報じられているが、ワクチンの契約金額は一切報じられないし、ワイドショーでも誰も値段のことは口にしない。
色々調べると、日医on-lineニュースの1月5日の記事に、ワクチン代を除いた接種費用は1回当り2,070円という記事が出ていた。
しかし、ここでもワクチン代は明らかにされていない。
しかし、税金で賄う以上、国民には知らせても良いのではないかと思うが。
そしてもう一つ疑問は、国民に様々な場面で行動の自粛を求め、コロナ対策を進めながら、効果が見えなくても誰も責任を取らないのは何故か。
ダイヤモンド・プリンセス号対応然り、アベノマスク対応然り、出入国禁止対応然り、GoToトラベル然り、その他etc.。
失敗しても誰も責任を取らない。
即ち、上は責任を取らず、下に責任を取らせる組織体質。
前の大戦から変わっていないようだ。
ここら辺りの詳細は、1984年5月刊行の名著「失敗の本質〜日本軍の組織論的研究」でも指摘されている。
「上がアホやから」では済まないのだ。
「いかなる軍事上の作戦においても、そこには明確な戦略ないし作戦目的が存在しなければならない。目的のあいまいな作戦は、必ず失敗する(中略)。本来、明確な統一的目的なくして作戦はないはずである。ところが、日本軍では、こうしたありうべからざることがしばしば起こった」(文庫版、P268)。
その場しのぎで確たる戦略が見えない日本。
同じ失敗を何度も繰り返す。
やはり愚者か。
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2021年02月06日
夜のクラブ活動
国内での初感染から1年以上が経過。
昨年3月には横浜港に停泊したダイヤモンド・プリンセス号。
その船内感染の対応も後手後手だったが、政府のコロナ対策がぶれまくり、一貫した方針が決められないまま今日に至る。
しかし、それにしても国民を代表する国会議員の先生方は、この1年間、国民のためにどんな仕事や活動をやって来られたのだろう。
ある先生は、昼間のクラブ活動だけでは足りず、国民を護る情報収集のために夜の銀座のクラブ活動にも熱心に参加しておられた。
しかし、さすがに緊急事態宣言下では許されず、ウソの弁明もあり結局離党。
元々菅総理自身が、政治活動に会食は必須という主義だが、年明けから夜の会食と朝のホテル朝食会は止めておられる。
それにしても議員の先生方は、会食や銀座のクラブ活動が大好きなようだ。
二階幹事長が主張されるように会食のお陰で、政治活動に必須の情報収集ができて、それを国政に反映できると。
だが、これはひと昔前の国会議員の働き方だ。
あれだけ世間にはテレワークを推奨しながら、議員先生は別という訳にも行かないだろう。
わざわざ地方から東京に出て来て、政策提言も意見提案もしないで生活拠点を東京に置いておくのもいかがなものか。
そう考えると何も議員の先生方がわざわざ東京に生活拠点を置く必要もない。
自分の選挙区の住民の声を日常的に収集し、それを国政に反映するのが本来の仕事であり、その方が銀座のクラブ活動に励むより遙かに国民には喜ばれる。
そしてもう一つ、コロナが終息するまで夜の自粛時間を読書時間と義務付けたらいかがか。
きっと「ボキャ貧(ボキャボラリー不足)」との嘲笑も減るだろう。
まんわ経営労務ホームページ
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昨年3月には横浜港に停泊したダイヤモンド・プリンセス号。
その船内感染の対応も後手後手だったが、政府のコロナ対策がぶれまくり、一貫した方針が決められないまま今日に至る。
しかし、それにしても国民を代表する国会議員の先生方は、この1年間、国民のためにどんな仕事や活動をやって来られたのだろう。
ある先生は、昼間のクラブ活動だけでは足りず、国民を護る情報収集のために夜の銀座のクラブ活動にも熱心に参加しておられた。
しかし、さすがに緊急事態宣言下では許されず、ウソの弁明もあり結局離党。
元々菅総理自身が、政治活動に会食は必須という主義だが、年明けから夜の会食と朝のホテル朝食会は止めておられる。
それにしても議員の先生方は、会食や銀座のクラブ活動が大好きなようだ。
二階幹事長が主張されるように会食のお陰で、政治活動に必須の情報収集ができて、それを国政に反映できると。
だが、これはひと昔前の国会議員の働き方だ。
あれだけ世間にはテレワークを推奨しながら、議員先生は別という訳にも行かないだろう。
わざわざ地方から東京に出て来て、政策提言も意見提案もしないで生活拠点を東京に置いておくのもいかがなものか。
そう考えると何も議員の先生方がわざわざ東京に生活拠点を置く必要もない。
自分の選挙区の住民の声を日常的に収集し、それを国政に反映するのが本来の仕事であり、その方が銀座のクラブ活動に励むより遙かに国民には喜ばれる。
そしてもう一つ、コロナが終息するまで夜の自粛時間を読書時間と義務付けたらいかがか。
きっと「ボキャ貧(ボキャボラリー不足)」との嘲笑も減るだろう。
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松原満和
MATSUBARA MANWA
