2025年03月

2025年03月29日

仁徳天皇

第16代天皇の仁徳天皇は、飢饉や災害で多くの民が苦しい生活を余儀なくされたため、三年間の税の免除をすることで、民の生活の煙が立ち昇るようになった。
そして『高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり』と、新古今和歌集に詠んだ。為政者たる者、庶民の生活ぶりまで、細心の注意怠るべからずと。

さて先進国で貧困率が断トツで1位の日本。
日経新聞の見出しに「生活保護、過半が65歳以上」3/24の記事から以下引用。
「生活保護を受ける人の過半が65歳以上の高齢者(23年度199万人)。日本社会の高齢化が進み、低年金の独居老人が増えたことが背景にある」
「23年度に65歳以上の生活保護受給者で年金を受け取っていたのは速報値で72%。このうち年金が月額4万円未満の人が約5割を占めた」。
「23年の高齢無職世帯の平均支出は夫婦で月28.2万円、単身では月15.8万円。総務省によると、23年の高齢無職世帯(65歳以上、夫婦のみ)の家計収支は月平均でおよそ3.8万円の赤字。特に独り暮らしの場合は、家賃や光熱費など世帯単位でかかるコストの1人当たりの負担が大きくなるため」「低年金が原因で生活保護に陥る人は今後も増えていく」。

加えて、総務省が2月7日に発表した2024年の家計調査によると、2人以上の世帯が使ったお金のうち食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%で、1981年(28.8%)より後の年では最も高く、43年ぶりの高水準(朝日2月7)。コメや野菜の値上がりで、さらにエンゲル係数は上昇。

庶民は日々の生活でアップアップ。
仁徳天皇のご時世ならば、いかようの策を講じるだろう。


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2025年03月22日

高齢者選挙

萩市長選挙も無事終わり、萩市の市政も76歳のリーダーに再度託すことに決まった。

前回4年前の市長選では、丁度500票差で新人の田中氏(72歳)が現職の藤道氏(61歳)を破って初当選。
そして今回の選挙は、藤道氏(65歳)が返り咲きを狙って、現職田中氏(76歳)との再選となり、今度も1602票差で田中氏が連勝。

そう言えば今回の選挙戦では、候補者の年齢が余り問題にされなかった。
そもそも「本市においては、 全国よりも早いスピードで高齢化が進行しており、令和 2 年9月の全国の高齢化率が 28.7%であるのに対し、 本市においては、 43.4%。 また 75 歳以上の割合では全国が 17.9%、 本市が 23.1%となっている。団塊の世代がすべて 75歳以上の後期高齢者となる令和7年 (2025年)には、本市の高齢化率は46%を超えるものと思われる(萩市HP)」。
ご当地 は、住民のほぼ半数が65歳以上の高齢者で、さらに住民の4人に1人が75歳以上の高齢者という構成になっている。
そのため候補者の年齢が76歳であっても、さほど抵抗感は覚えないのかも知れない。

ご当地では、76歳は普通の高齢者なのだ。
しかし、一般的に年齢の上昇に応じて身体機能や認知機能 の低下に伴ない(サルコペニア)、筋肉量の減少や筋力が低下し、心身の虚弱状態であるフレイルが進み、いわゆる「寝たきり状態」となる。
確かに「子育て環境日本一を目指す」のも大切だが、対高齢者対策として「サルコペニア・フレイル」改善策の実施により健康寿命改善も非常に大切な政策の一つ。
だが今回の選挙では触れていなかった、残念。


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2025年03月15日

青春

いよいよ萩市長選挙も終盤、選挙運動も今日一日限りで、明日16日は投開票日。
事前の予想も色々取り沙汰されたが、誰の予想が正しかったか、明日には判明する。

それにしても今回の選挙では、録音電話による支持率調査が、何度も行なわれていた。
候補者3名のところ、同じ日に3つも4つも異なる発信者から電話が掛かって来た。
この電話調査、一体誰が、何のためにやっているのか。
勿論それは、今現在どの候補がどれくらい優勢か劣勢かを見極め、選挙戦術を修正して、より効果的な運動を実行するためだろう。

そして、ここ最近で一番関心を持たれた兵庫県の知事選挙では、SNSを多用したことで知られているが、ご当地のある候補者は自分の声を録音して、それを有権者に発信することで、従来の女性陣の人力による「お願い電話」に替えて、無人の電話で発信していたとのこと。
確かに無人でやれば、電話掛けのスタッフの手配も必要なくなり、公選法違反も防げる。正に働き方改革の今時の選挙にふさわしいのかも知れない。
しかし、昭和世代の私たちにとっては、録音電話でお願いされてもピンと来ないが、何度も候補者の名前を聞かされれば、嫌でも耳に残る。

さて、私が集めた情報によれば、A候補とB候補は接戦で、残念ながらC候補は非常に厳しいようだ。
それにしてもC候補86歳の情熱には、正直頭が下がる。正にサムエル・ウルマンの青春の詩がピッタリだ。
「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いが来る。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ(サムエル・ウルマン 青春 )」。
なんか、こっちが励まされているようでC候補には申し訳ない。


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2025年03月08日

マッド

「ウクライナ武器供与停止」、「カナダ・メキシコ関税発動」。
これをアメリカ・ファーストと言うのか。
世界中がトランプ氏一人に振り回されている。
「ウクライナや他国がどうなろうと関係ない、我々は自国の利益だけを考えれば良い」というのがアメリカ・ファースト主義のトランプ氏の本音だろう。

いわゆる西側陣営は、第二次世界大戦後、正義と民主主義の価値観の旗の下、結束して自陣営を護って来た。
それが陣営内部から、しかも最も強力なリーダー国のアメリカ自らが、陣営の価値観を一蹴する暴挙に出た訳だ。
即ち、西側陣営が死守する「正義と民主主義」の価値観を否定し、代わりに自国の「利益」を強いる、正にトランプ流「ディール(取引)」の真骨頂と言える。

この流儀で行けば、ロシアと価値観を共有できるとトランプ氏は考えたのだろう。
民主主義を否定するロシアと友好にやれると。

さて余談だが、英語の「マッド(mad)」という形容詞をご存知か。
AI による概要によれば、その意味は、「狂っているさま、馬鹿げているさま、怒った、頭にきた、発狂した、夢中になった、情熱的な、物狂おしい、非常に愚かな、という意味があるそうだ。
この言葉、まるで「あの人」を連想させる。
また新聞報道によれば「追加関税の対象を対立する中国だけでなく、同盟国のカナダや自由貿易協定(FTA)締結国のメキシコにも広げた。
中国、カナダ、メキシコは米国の輸出入の4割を占める。
中国とカナダは既に報復措置を表明しており、貿易戦争が激化する恐れがある(3/5 日経新聞1面)」とのこと。

さあ、いよいよ戦争が始まる。
「斬ったら、斬られる」世界に後戻りするのか。


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2025年03月01日

弱肉強食

見事にトランプ氏の思考パターンを言い当てている。
ドイツのメルケル前首相だ。
メルケル前首相(70歳)がその回想録に、トランプ大統領のことを「すべてを不動産業者の目で判断する人だ」と評し、さらに「トランプ氏はすべての国は競争関係にあり、誰かが勝てば誰かが負けると信じている。彼の考えでは、協力による共存繁栄はありえない」と記しているそうだ(以上、産経新聞)。

トランプ氏にすれば、ウクライナのゼレンスキー大統領は、選挙を回避している独裁者であり、そんな人物と公平な協議はできないと主張する。
これに対し、「ゼレンスキー氏は、辞任の条件として、米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)への加盟など信頼できる安全保障の提供を挙げた。「そのような条件が整えば、私は直ちに辞任する」と言明した(2/25日経新聞)。
さらにトランプ政権がウクライナの鉱物、ガス、石油などの資源採掘やインフラの運営から得られる収益の半分を計5000億ドル(約75兆円)に達するまで米側に拠出する内容の協定案を提示したが、安全保障の提供の約束が盛り込まれていないとして拒否。
また「米国から1000億ドルの援助を受けたことは知っているが、誰が何と言おうと5000億ドルは認めないと強調。
「10世代にわたるウクライナ国民が支払う事になるものに署名するつもりはない」と言明した(〃日経新聞)。
以上が、トランプ米大統領から根拠が乏しい非難を受け続けたウクライナのゼレンスキー大統領の反論だ。

それにしても大戦後80年、未だに「弱肉強食」の論理を振りかざすトランプ大統領。
そして彼を支持する米国民、このままで良いのか。


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